江戸時代からあった免震構造 淀藩・家老屋敷再建の秘法 2022-07-30 江戸時代に京都と大坂の境に置かれた淀藩の家老屋敷(京都市伏見区)が、18世紀末に砂でかさ上げした地盤に建っていたことが、京都市埋蔵文化財研究所(市埋文研)の調査で明らかになった。以前の屋敷が洪水で流失したための対策とみられる。また、〝砂上の楼閣〟は、石柱を使った関東特有の免震構造で再建されていた。砂の地盤と石柱という組み合わせは一見もろそうだが、そこには先人の知恵が生かされていた。