ナチスに虐殺された20人の子どもたちを忘れない人々 映画「北のともしび」 2022-07-16 第2次大戦末期、ドイツのユダヤ人強制収容所で20人の子どもたちが、ナチスによって人体実験に使われた末、「絵画のように」壁につるされて殺された。戦後30年余りたって史実の端緒が明らかにされ、徐々に進んできた調査は欧州の子どもたちに受け継がれている。7月30日公開のドキュメンタリー映画「北のともしび ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち」は、その残虐で悲惨な史実とともに、収容所跡に流れる澄んだ空気を描いた。東志津監督は「死んだ人と生きている人が出会う場所のような雰囲気を映像にしたかった」と話している。(時事通信社 若林哲治)