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現代作家4人の視点を借りて。山梨県立美術館開館45周年記念で「ミレーのメッセージ」をとらえなおす
2023-06-30
現代作家4人の視点を借りて。山梨県立美術館開館45周年記念で「ミレーのメッセージ」をとらえなおす

 山梨県立美術館の開館45周年を記念した展覧会「ミレーと4人の現代作家たち -種にはじまる世界のかたち-
開館45周年記念」が同館特別展示室でスタートした。担当学芸員は小坂井玲(山梨県立美術館学芸員)。

 ジャン=フランソワ・ミレー
(1814~75)は、フランス・ノルマンディー地方のグリュシー村生まれ。農民の生活をありのままに描いたバルビゾン派の画家として知られている。同館にとってミレーは、開館時に代表作《種をまく人》を収蔵して以来、「自然豊かな県を象徴するコレクション」として収集を継続してきた重要な作家である。


 担当学芸員の小坂井は本展について「(ミレーの作品を含む)名画はどの時代でも変わらないメッセージを発しているが、とらえられ方はその時代の社会状況を強く反映する。この展示では、4人の現代作家を媒介として、ミレー作品をいまの視点でとらえることを試みるものだ」と語っている。参加作家は、
山縣良和、淺井裕介、丸山純子、志村信裕。


 鑑賞者が会場でまず目にするのは、ミレーの作品ではない。1903年にフランスへ留学していた画家・和田英作がルーヴル美術館で模写したというミレーの《落穂拾い》だ。当時、和田はフランス画壇で活躍していたラファエル・コランに師事しており、その影響からか、実際のミレーの作品よりも色味が明るく描かれているのだという。これは先ほど小坂井が語った「(絵画のとらえられ方は)その時代の社会状況を強く反映する」という事象を表す例として、本展の導入部分に展示されている。

 第1章では、ファッションデザイナーであり作家、そして教育者の顔も持つ山縣良和によるインスタレーション《Field Patch Work
つくりはかたり、かたりはつくり》が、ミレー作品を構成要素のひとつとするかたちで展開されている。


 章タイトルにもある「移動、創造」はミレーと山縣の制作に共通するキーワードだ。山縣は、19世紀のコレラによるパンデミックをきっかけに、パリを離れ田舎の村に活動拠点を移したミレーに、
コロナをきっかけに2020年頃から思索の旅に出た自身を重ねたという。


 会場では、山縣が近年活動を広げている富士吉田市(山梨県)や小値賀島(長崎県)で得たインスピレーションからつくられた作品を、ミレー作品とパッチワークのように構成。クリエイションと移動の関係性を問うものや、展示会場で機織り機を動かし会期中に布を編み出すなど、美術館を「生きた場所」としていくことにも挑戦している。


 「泥絵」シリーズなど、土、石、水、小麦粉を素材に絵画作品を発表してきた淺井裕介の参加は、ミレーの《種をまく人》が当時「まるで土で描かれているようだ」と評されたことに由来する。


 展示室を駆け巡るようなインスタレーションには、山梨県内の神社や農地、美術館の敷地などから採取された土や水、炭を利用。現場で出会った山梨の人々の協力を経て「人と自然との関係性」が表現されている。


 ここで展示されるミレー作品は、農業およびそれらを育む大地をテーマとしたものだ。「農業が人と協力するものであるように、自身の作品も多くの人々の協力で実現している」と語る淺井の展示作品には、様々なタッチが見受けられ、いくつもの発見があるのも特徴だ。中央の作品は絵の上を歩くことができ、コンクリートが地面を覆う現代において「土の上を歩く」という体験も提案されている。


 丸山純子は「再生と循環」をテーマにミレー作品の解釈を展開してゆく。丸山は身の回りのものを素材に用いて制作する作家。同展示室に配されるミレーの作品は、四季をテーマにしたものなど、自然のサイクルに寄り添いながら日々の生活を紡いでいく人々の姿を描いたものだ。


 本展において丸山は、家屋に使用されていた木材や食材を運ぶために使用されていたビニール袋、食事を終えた後に発生する廃油を用いて、「食事」と「生命の循環」にフォーカスしたインスタレーションを制作。「役目を終えたものが創り出す風景」である本作は、人や自然の紡ぐ営みと重なり合うようでもある。


 本展のエピローグを担うのは、志村信裕による映像作品だ。志村は「人、家畜、生活」というテーマから、ミレー作品のなかでも人間と自然をつなぐ存在として描かれた「家畜」に焦点を当てた。志村は「(ミレーが作品を描いた当時の)人々の生活を支えたエネルギーは、風力や水力のほかに乳や毛などの『畜力』が挙げられる」と語る。

 2016年のフランス滞在経験をもとに制作された《Nostalsia,
Amnesia》(2019)では、とくに「羊毛」に着目し、フランス・バスク地方のピレネー山脈のふもとで生活する羊飼いを取材した。そこから志村が感じたのは、初めて見る営みに対する「懐かしさ」。そして志村が本作で投げかけるのは「では、日本における羊の歴史はどんなものか」と「現代も残る社会問題について」だ。


 この作品では、バスク地方の羊飼いの営みと、かつて御料牧場を経営し、現在では成田空港の建設による立ち退きに抵抗する農業を営む男性が交互に映し出されている。ノスタルジックを感じる反面、時代の変化とともに忘れ去られていく人と労働のイメージが、かつては家畜とともにあったミレーの時代と対比され展示されている。


 本展では、絵画自体が際立つ構成にはなっておらず、現代作家らの作品の一部として組み込まれている点が印象的であった。作家らがミレーの作品を解釈し、自身の視点でとらえようとするような思考が展示構成からも読み取ることができる。その作家らの作品を通じて、ミレー作品の新たな側面を発見することができるだろう。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c997445e850e48d3c4748711fd4ca5c12f100c3

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