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New Voice ニューヨークの写真家ファイル #09 マーク・ペクメジアン
2022-03-09
New Voice ニューヨークの写真家ファイル #09 マーク・ペクメジアン

写真専門書店Dashwood Booksに勤め、出版レーベルSession Pressを主宰する須々田美和が、いま注目すべきニューヨークの新進作家たちの魅力をひもとく連載。世界中から集められた写真集やZINEが一堂に揃う同店では、定期的にサイン会などのイベントが開かれ、アート界のみならず、ファッション、音楽などクリエイティブ業界の人たちで賑わいをみせている。ニューヨークの写真シーンの最前線を知る須々田が、SNSでは伝わりきれない新世代の声をお届けする。


昨年末、雑誌『Fantastic Man』のディレクター、ヨップ・ヴァン・ベネコムによる協力のもとポートレイト写真をまとめた『NICE』(Roma Publications)を刊行したマーク・ペグメシアン。新しいスタイルや政治的なテーマを求められる現代写真の流れの中で、真摯に被写体と向き合うクラシックなポートレイトを探求する。生まれつきのコンプレックスをポジティブにとらえることで悩みを克服したペグメシアンが、どのようにポートレイトに対する独自のアプローチを見出したのかに迫る。

―まずは、写真との出会いを教えてください。

幼少時からアートに興味があって、いつも何かを作る仕事につきたいと思っていました。僕が通ったカナダの高校には写真の授業があり、初めて暗室で写真をプリントしたときの感動はいまでも忘れられません。おそらくそのときから、写真家になりたいと強く思うようになりました。大学の図書館でウィリアム・エグルストンの写真集『5x7』に出合い、ポートレイトの魅力にとりつかれました。エグルストンの代表作は人物を写した写真ではありませんが、ポートレイトの可能性と世界観の深淵さ感じ、写真表現においてポートレイトは独立した分野であると強く感じました。

ーエグルストンのポートレイトのどういった点に心動かされたのでしょうか?

エグルストンのすべての写真に共通して言えることですが、彼のポートレイトも、シンプルさを極めた「純粋な写真」である点です。もちろん現在流行っている写真のように、カメラの最新技術を駆使したり、ポストプロダクションで実験的な写真を作ったりすることは写真表現としてできますが、写真の真髄は伝統工芸のようにシンプルな行程を踏み出来上がる保守的なものだと思います。つまり、写真表現はカメラの機能に縛られ、制約も多い。僕自身も、以前は狭い表現しかできない写真に苛立ちを感じていました。でも、その限界の狭さこそが写真の美を生み出す可能性を引き出し、限界に対してどのように挑んでいくかが、写真家の醍醐味だと考えるようになりました。そして、写真表現の限界こそが強みだととらえ、エグルストンのシンプルなポートレイトのような美しさを自分も目指したいと思うようになりました。

ーシンプルなポートレイト写真を目指すために、具合的に取り組んでいることとは?

周りからの視線や自分に対する期待、欲望などに振り回されず、フラットな心で被写体に向き合うことを心がけています。余念のない高みに自分の精神を持っていくことで、新しい表現の世界を開拓したいのです。伝統工芸品を作るように、自己主張を抑えることで、さらに洗練した表現にたどり着けると思います。「(他者を)認め、受け入れ、表現する」という僕の写真に対する考え方は禅と似ているかもしれませんが、僕の生き方全体に言えるモットーです。表現への道は物事の周辺に存在しておらず、その真髄を深く突き詰めていかないと、たどり着けないと思っています。

ー昨年末に写真集『NICE』をオランダの出版社、Roma Publicationsから刊行した経緯などをお話しください。

本著は、4年間かけて世界中で撮った1,300人以上のポートレイトから選出した140点で構成されています。雑誌『Fantastic Man』のディレクター、ヨップ・ヴァン・ベネコムとのコラボレーションを通して完成しました。まず自分が、1,300人のポートレイトから500人分に絞り、ヨップにセレクト写真をプリントしてわたし、写真集のベースとなる方向性を伝え、その後は自由に編集してもらいました。ヨップとは『Fantastic Man』やそのほかのコマーシャルワークで長年にわたり多くの仕事を一緒にしてきました。彼のセンスが好きだし、考え方が自分と合っているので編集を一任できました。実際の制作においては意見が一致しない部分もあったのですが、最終的に出来上がった写真集に一点の悔いもありません。

ー本著には、被写体についての情報がどこにも記載されていません。前書きや解説文もなく、写真のみで構成されているのはなぜでしょうか?

被写体の肩書きや年齢、国籍、ロケーションを入れてしまうと、写真がドキュメンタリーフォトになってしまいます。僕のポートレイトはストレート写真ですが、読者に見てもらいたいのは被写体の心理状態なんです。写真集では、ポートレイトを抽象的なものとして扱いたいと考えました。フェリーニの映画のように抽象的でファンタジーにあふれた、ちょっと特異な雰囲気を出したいとヨップにも伝えていました。もちろん、ドキュメンタリー写真を批判するつもりはありません。ただ、ドキュメンタリーを極めるには、政治への理解や知識を持ち、社会的責任を伴う必要があると思います。そのような重圧を避けたいということではなく、政治的な視点にフォーカスした写真を撮るには、それ以外の物の見方を遮断しなければならず、僕の場合は世界を見る視野が狭まるように感じるのです。

ー『NICE』を通して何を一番伝えたいですか?

人の顔や見た目など、被写体が自分自身を表すアイデンティティだと自覚しているものが、いかに不確かで持続性のないものかということです。人間には本人が気づいていない側面が、たくさんあります。私たちはとらえどころがなく、曖昧さそのもので、表情は自己の揺らぎをまさに表しています。自己実現や自己表現のために独自のスタイルを築いたとしても、それはとても表面的なことであって、本質とは無関係であるときもありますし、他人の視線や解釈だと理解していたことが、実は自分自身の感じ方を投影していただけだったということもあります。人間のそんな揺れ動く内面が表れたポートレイト集が『NICE』です。

ーマークさんは発話障害がありますが、写真家を目指す上で苦労はありましたか?

生まれつき吃音があるのでスムーズに人と話すのが難しいのですが、その問題との関わり方は、写真家としての経験を積むにつれて変わっていきました。幼少時は身体的弱点としか考えられませんでしたし、写真を始めたばかりのときは撮影したい被写体に出会っても、自分には到底声をかけるなんてできないと思っていました。でも実際は、発話障害があるから写真をやるななんて、誰にも止められたことはなかったんです。「吃音は欠点」だと自分自身が考えている限り欠点でしかないけど、吃音のある自分が好きだと認めてあげると、他の人も好きになってくれると気がついたのです。安っぽい心理学の言葉のようですが、「まず自分自身が自分を認めてあげなくちゃ、誰が自分を認めてくれるんだ」と自身に言い聞かせるようになりました。ポジティブな気持ちで欠点に向き合うことで自分をより理解できましたし、多角的な物事の見方を学ぶ機会にも恵まれ、強い心が育まれたと思います。

現在は、発話障害があってよかったなと思っていますが、いまだに嫌な気持ちになることもあります。例えば、街で被写体になってほしい人に話しかけたときに、僕を酔っ払いやドラッグ中毒だと勘違いする人もいました。でも逆に発話障害があるおかげで、被写体が心を開き、弱い部分をさらけ出してくれることもあります。

ー特にアメリカの写真界では、ジェンダー、人種、環境問題など政治的なテーマが主流となっていますが、そのような時代の潮流を気にしますか?

僕が制作で大事にしているのは、自分の内側から湧き上がるものを作品にすること。時代に流れに合わせて作品を作ろうとは思いません。写真家は独自の世界観をもとに表現する力を持つべきだし、流行りのテーマに合わせて自分の作品のスタイルを変えるのはおかしいと思います。僕のポートレイトは、現在写真業界で主流となっている政治的なテーマは扱っていませんが、その点を批判されたとしても問題ありません。

ー次世代の写真家にアドバイスをお願いします。

自分が心から共感し、伝えたいと願うテーマを突き詰めてください。自分自身が興奮していなければ、人を感動させることはできないでしょう。とはいえ、自分がいいと思うものが、必ずしも他者に評価されるとは限りません。でも、自分自身の写真表現にたどり着くには、この道を通るしかないと思います。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/fd98b79380b648aa5fb0ff4278e35706359d645e

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