シベリアから生還、不戦の思い刻んだ32mの絵巻 めいが書籍に 2023-01-15 第二次世界大戦後に約3年間のシベリア抑留から古里の山形県村山市に帰還した故沢田精之助さん(1921~85年)が、半生を墨絵と書で残した約32メートルの絵巻を本にした「絵巻 シベリア抑留者の想(おも)い出」(あさ出版、1980円)が、16日に発売される。書籍化に尽力しためいの下山礼子さん(72)=同市楯岡楯=は「戦争の不条理さ、悲惨さを体験した先人たちの不戦の思いを風化させたくない」と話す。