• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
21世紀国際書展特別大賞 「太い線」貫いたこだわり グランプリ 友野美豊さん(58)
2023-06-19
21世紀国際書展特別大賞 「太い線」貫いたこだわり グランプリ 友野美豊さん(58)

静かで穏やかな座禅場で呼吸を整えて心を落ち着かせる。吐く息と吸う息とが鼓膜をくすぐる。やがて訪れる雑念のかけらもない三昧の境地とは、これほどすがすがしいのか。生命力がこんこんとあふれ出る気がした。「無になって紙に向かうこと」。感得した心持ちは、書家として歩んできた道のりを顧みたとき、いかに意義深かったか。

証券会社のOLだった20代のとき、鎌倉市の古刹(こさつ)、建長寺で毎週日曜日に開かれている座禅会に足を運んだ。勧めてくれたのは、所属する國藝書道院の齋藤香坡会長だった。恩義は尽きない。書道は、心の内面を表出する芸術とも評される。なおのことだ。

この書道院の発行する月刊誌に初めて掲載された作品には、「太陽」という文字をしたためた。小学6年生のころだと記憶している。「筆力は抜群」と褒められていた選評の一文が今でも脳裏に焼き付いている。「うれしかったですよ」。そう振り返り、口元を緩ませる。

小学生、中学生、高校生へ進級するのに伴い、手がける書体も楷書から行書へ、そして草書へと移っていく。「うまくなりたい」。書の魅力にはまり情熱を傾けていたとはいえ、残念ながらまだ半人前という自覚が消えない限り、乗り越えていくしかなかった。「もっと、もっと、もっと」。自分を鼓舞し、目指した高みに走り続けた。

受賞作は、中国・唐代の政治のありようが詠(うた)われていて、この時代に生きた詩人であり画家でもあった王維の作とした。3行にまとめられていたお手本を手にしたとき、まず頭をよぎったのは「自分には難しい」との焦りだった。

余白が多くならないか、文字の大小のバランスをどうするか、筆に浸す墨の量はどんなあんばいにするか、文字をどう崩すか…。不安は尽きなかった。でも制作し終えた作品からは、美的な工夫を巧妙に仕掛けて克服した味わいが見て取れる。

貫いたこだわりは、「しっかりと『太い線』を書くこと」だった。書道院の門をたたいてから、齋藤氏に言われ続けてきた教えなだけに、ゆるがせにはできない。そのかいあって、筆太のリンリンとした筆致が表現でき、細い線との異なりが鮮明になった。力強くて重厚、それでいて躍動感のある作品に仕上がっている。

筆の穂先に「もっと」という、断固たる気持ちを込めて自らと筆とを一体化し、無心になって文字をしたためる。一筆、一筆を丁寧に細やかに。この作品にしかない世界観がひとりでに紙に宿った。

最近になって、筆と墨と紙だけで無限に広がる書の魅力を多くの人に伝えたいと思い始め、その手立ての一つとして、写経に勤しむようになった。「何も考えないで夢中になれるのが好き」。のみならず、関心を寄せるご近所の主婦らにも、ボランティアで手ほどきをしている。このうえなく心地の良いひとときである。(松本浩史)

■ともの・びほう 昭和39年6月29日生まれ。横浜市栄区出身。書道はもとより、週1~2回、自宅近くの仲間とテニスに興じる。手芸もたしなむ。2人の娘はすでに嫁いでおり、今はご主人と暮らしている。受賞の報に接した際は、「よかったね」と祝福の言葉を贈ってくれた。とても心に染みた。21世紀国際書展の文部科学大臣賞第1部門(漢字)などの受賞歴がある。

◇

「第38回21世紀国際書展」(主催・産経新聞社、21世紀国際書会)の授賞式を前に、特別大賞に選ばれた4人の横顔を紹介する。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/d4a93af5b2eaa3f5d0b49615d04bc32ba8fcacf2

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 一力が本因坊初防衛
    2024-05-30

    “家形埴輪”大集合、総選挙も 「住宅展示場の気分で」、奈良
    2024-06-01

    現代詩の「中原中也賞」、俳句で培われた言語感覚…「新たな音やリズム」ジャンルを往来し追求
    2024-06-02

    森トラストが平安女学院から有栖川宮旧邸を取得…今度の活用は京都市とも引き続き協議
    2024-06-01

    日本の「木」の文化を家具を通して世界へ【ミラノデザインウィーク】
    2024-06-01

    「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。第1弾はBONDED GALLERYにて7月から
    2024-06-03

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    道後温泉の記憶を継承するアート 大竹伸朗が“描き”重要文化財を守ったテント膜「熱景」の再生
    2024-06-03

    河合隼雄賞に八木詠美さん「休館日の彼女たち」、湯澤規子さん「焼き芋とドーナツ」
    2024-06-02

    ジャスパー・モリソンの名言「…が「普通」のものより役にたつことはない。」【本と名言365】
    2024-06-03

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    太宰府天満宮で「Fukuoka Art Book Fair」が開催へ
    2024-06-04

    エドガー・サラン個展「EDGAR SARIN ー HUNKY DORY」(VAGUE KOBE)レポート。展示空間の可能性やその調和の在り方を問いかける
    2024-06-04

    今年の「アートウィーク東京」は11月に開催。「AWT FOCUS」の監修には片岡真実
    2024-06-04

    「避難いただけるほうが一安心」珠洲で激しい揺れに耐えた仏像、奈良博で縁つなぐ
    2024-06-04

    第55回星雲賞・自由部門に「巨大ロボット展」 日本SFファングループ連合会議
    2024-06-05

    田名網敬一の巨大インスタレーションが、世界初大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」に登場。国立新美術館で8月7日から
    2024-06-06

    「江戸期より後の遺構」 世界遺産目指す佐渡の金山、一部除外勧告
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛