「沖縄の米軍基地みたい」占領下、関西の暮らし 本社秘蔵写真を出版 2022-06-21 敗戦後の1945年8月から6年8カ月にわたり、日本は米軍を主体とする進駐軍に統治された。その占領期を中心に、関西の街と人々の暮らしを毎日新聞大阪本社の秘蔵写真で描き出す「写真図説 占領下の大阪・関西――昭和20年(1945)~昭和30年(1955)」(毎日新聞大阪本社編、橋爪紳也編著)が、創元社(大阪市)から刊行された。戦中から戦後の混乱の中で、記者やカメラマンは何をどう切り取ったのか。厳しい情報統制下でも記録し続け、大切に保管されてきた報道機関のアーカイブには「歴史の空白」を埋める役割も期待されている。