• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『素敵な人生の終り方』監督・製作・脚本:ジャド・アパトー 評者:三浦哲哉【気まぐれ映画館】
2023-02-02
『素敵な人生の終り方』監督・製作・脚本:ジャド・アパトー 評者:三浦哲哉【気まぐれ映画館】

 かつてロサンゼルスに滞在していた頃、映画監督ジャド・アパトーの講演会があると誘われて聞きに行った。とあるコメディ・アワードの授賞式で、会場には祝福ムードが充満していた。喜劇作家・アパトーを誰もが尊敬していることが伝わってきた。

 恥ずかしながら、私はその時点でアパトー映画を一本も見ていなかった。日本でも話題になった『40歳の童貞男』(2005)の予告編を見て、タイトル通りのベタで軽薄な映画だと勘違いしてしまい、見るのをサボりつづけていたのだ。この機会にと思い、『童貞男』を手始めに監督作をつづけざまに見た。ものすごく笑えた。それだけでなく、途中からティッシュで涙を拭いながら見るほかなくなる、感動的な作品ばかりだった。

 講演会で、アパトーは自作の笑いについて、こんなふうに語った。私は、人間の情けなく、おバカで救いがたい側面に関心がある。それを遠慮なく掘り下げ、できるだけ率直にさらけ出したいと思っている。そのとき初めて、相手が本当の意味で興味深い存在になり、愛おしさが湧いてくるからだ。そう述べる際の彼の真摯さには打たれるものがあった。

 おバカも突き抜ければ、やがて愛おしい存在に思えてくる、というのはまさにそのとおりで、アパトー・マジックと言いたくなる。たとえば『40歳からの家族ケーカク』(2012)には、いかにも器の小さい主人公の中年男(ポール・ラッド)が登場し、家族に嘘をついて自分一人の時間を確保しようとセコく立ち回る。自分も似たようなものなので身につまされつつ、なんてバカな奴! とゲラゲラ笑い、同時に、こいつが救われてほしい……と心から願った。

 彼の監督作から一本選ぶとしたら。難しいけれど、『素敵な人生の終り方』(2009)にしたい。人気コメディアンが重病で余命宣告を受け、自分の生き方を少し見直すまでを、山あり谷ありで描く。監督の盟友アダム・サンドラーが主演。たっぷり笑わせてくれ、しみじみと切ない余韻が残る。

 どうして切ないのか。その点にこの映画の名作たるゆえんがある。本作はコメディの哀しみを描くコメディだ。原題はシンプルで意味深な〝Funny People〟。サンドラーは劇中で、コメディアンになれるのはFunny Peopleだけだと言う。最低最悪の下ネタを口にして悪びれず、相手が子どもだろうが平然とネタにして動じない。無感動で武装し、一般人には到底口にできないことを言ってのける現代の英雄がコメディアンだ。だが、それゆえに彼はふつうの幸せを手にできない。結婚生活は長続きせず、親族とも疎遠だ。funnyであることの栄光と悲哀を体現するサンドラーが真に迫ってすばらしい。見ていて切なく、他人事に思えない。どうしてだろう。私たち現代人の多くが、funnyではないにせよ、funnyなものに憧れ、そうなってみたいという思いに囚われているからではないか。

 映画の決定的な瞬間に現れる、長い長い後退移動ショットが美しく、忘れられない。


(『中央公論』2023年2月号より)


【評者】
◆三浦哲哉
青山学院大学教授

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/c0882dc4cbbe9f3246d11c34d327b407c0e48dcc

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • ジョン・レノンのギター4億5千万円で落札
    2024-05-30

    藤子・F・不二雄の名言「ありそうもない話をありそうに描きたい」【本と名言365】
    2024-05-29

    「韓国版純烈」K4の「アダルトKポップ」 日本デビュー曲USEN1位も獲得 コアな追っかけも
    2024-05-30

    入試問題は白黒です 「わかりやすさ」「カラフル」は逆効果、自分で図を書くべし 桜井信一の攻める中学受験
    2024-05-31

    芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
    2024-06-01

    まだ無名だった作曲家エルガーが、婚約の贈り物として捧げた名曲【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-01

    森鷗外の教師像に迫る 研究の「盲点」、記念館で特別展 学生の評判も紹介
    2024-06-01

    「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。第1弾はBONDED GALLERYにて7月から
    2024-06-03

    IT国家の最先端研究を知って 奈良・宇陀市がエストニアへの短期留学事業
    2024-06-04

    レイモンド・ローウィの名言「優れたインダストリアルデザインは、…」【本と名言365】
    2024-06-04

    2025年春に「直島新美術館」が誕生。既存の活動から新しい価値創造を目指す
    2024-06-04

    お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生
    2024-06-05

    エドガー・サラン個展「EDGAR SARIN ー HUNKY DORY」(VAGUE KOBE)レポート。展示空間の可能性やその調和の在り方を問いかける
    2024-06-04

    横山奈美の個展「広い空に / Big Sky Mind」がN&A Art SITEで開催へ
    2024-06-05

    「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」開催決定
    2024-06-04

    クールべ《世界の起源》はなぜ攻撃されたのか? ポンピドゥー・センター・メッスで破壊・盗難事件
    2024-06-04

    佐渡金山の世界遺産登録、「情報照会」勧告
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去 「ハーレムの熱い日々」
    2024-06-06

    ブリン・バン・バン・ボンが1位 ビルボード、上半期人気曲
    2024-06-06

    umami.is をおすすめする理由
    2025-07-04

    ©  Dopu Box
    💛