• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
島村一平 わたしが現代モンゴルを研究しようと思ったワケ【著者に聞く】
2022-07-25
島村一平 わたしが現代モンゴルを研究しようと思ったワケ【著者に聞く】

――本書は現代モンゴルの宗教とナショナリズムについて書かれた本です。このテーマを選ばれた理由を教えてください。


 日本人にとってモンゴルといえば、大草原に素朴な遊牧民、モンゴル相撲といったイメージが強いでしょう。しかし遊牧民は、今や人口の9%ほどしかいません。日本人が遊牧民を理想化する一方で、現実のモンゴル人の多くは我々と同じ都市生活者であり、様々な怒りや哀しみを抱えながら生きています。そんな彼らを我々はどれだけ知っているのでしょうか。彼らの喜怒哀楽を理解する上で最適なのが、宗教とナショナリズムの問題だと思ったのです。同時代を生きる彼らの素顔を伝えたいと思い、このテーマを選びました。現代社会を生き抜くモンゴル人のたくましさを描き出すことが出来たと思っています。


――確かに本書を読んで、遊牧民的なイメージは一変しました。そもそもなぜ、現代モンゴルを研究しようと思われたのですか。


 もともとテレビ番組の撮影スタッフとしてモンゴルに行ったのが、きっかけなんです。1994年の夏のことです。草原での厳しいロケを終えてふと空を見上げると、満天の星が広がっていました。それを見た瞬間、「ひょっとして俺は前世でこの国に生まれたんじゃないか」と思ったんです。今、思い返すと大いなる勘違いだったのかもしれませんが(笑)。そして番組の放送後に辞表を出しました。若いって怖いですね。

 そうして翌95年、モンゴルに留学したのですが、その時に初めてシャーマンの儀礼を見たのです。動物の毛皮を着た人が巨大な太鼓を叩いて踊りながら、自らに憑依してきた精霊の言葉を伝える。しかし外から見ていても、何をしているのかさっぱりわからない。文化的な背景を知って内在的に理解したいと思い、現地の大学院で民族学を学ぶことにしました。ちなみに、私はモンゴルの大学院修士課程を出た最初の日本人なんです。


――前著の『ヒップホップ・モンゴリア』をきっかけに、シャーマニズムはヒップホップとの関連でも注目を集めるようになっていますね。


 本書でも私は、シャーマンとヒップホップのラッパーが本質的には同じだという新説を唱えています。実はシャーマンもラッパーも、定型句を使いながら韻を踏むことで、無意識に言葉を紡ぎ出すという点では、共通しているんです。韻を踏んでいるうちに自然と言葉が出てくる。それを憑依してきた「精霊の言葉」と理解したり「フリースタイルラップ」と名付けたりしますが、要はやっていることは同じなんです。韻踏みは、意識することなく自動的に言葉を語らしめるテクノロジーだと言えます。


――あとがきで本書が「一区切り」だと書いておられました。今後はどんな研究をなさりたいですか。


 チベット・モンゴル仏教の輪廻転生にまつわる人々の実践に興味があります。私がよく知る、あるモンゴル人女性が病気で亡くなったんです。29歳の若さでした。家族は悲嘆にくれました。モンゴルでは、人が亡くなると体のどこかに、今だとペンなどで印をつけます。生まれ変わりを探すための目印です。モンゴルの仏教では四十九日を過ぎると、人は近い親族に転生するとされています。亡くなって2年後、女性の妹に娘が生まれました。すると、なんと印をつけたところに痣(あざ)が。長女を失った両親は、娘が転生したと理解しました。それからこの家族の表情は明るくなりました。転生者には、家族から特に深い愛情が注がれます。こうして故人のことはあまり語られなくなっていきます。

 輪廻転生はグリーフケアという点から見て、極めて優れた文化装置です。近しい人を失った悲しみが、新しい命に対する愛情へと自然に変換されていく。モンゴルでこのような事例を集めることで、何か日本人にとっても示唆に富む知見が得られるのではないかと思っています。


(『中央公論』2022年8月号より)


◆島村一平〔しまむらいっぺい〕
1969年愛媛県生まれ。国立民族学博物館准教授。早稲田大学法学部卒業後、テレビ番組制作会社に入社。退社後モンゴルへ留学。モンゴル国立大学大学院修士課程修了(民族学専攻)。総合研究大学院大学博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。滋賀県立大学人間文化学部准教授などを経て、2020年より現職。著書に『増殖するシャーマン』『ヒップホップ・モンゴリア』など。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/30d3159d9019a3081ea301a2cfe1adf92b6c11e9

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • テレビ東京、不適切表現で謝罪 「激録・警察密着24時!!」
    2024-05-29

    歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    民藝・イズ・ビューティフル。 日本文化と黒人文化が融合する「アフロ民藝」とは?
    2024-05-30

    “ひばり”の愛称にふさわしい美しいメロディ。ハイドンの『弦楽四重奏曲第67番』【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-30

    社長「関係者や視聴者不安にさせた」と謝罪
    2024-05-30

    入試問題は白黒です 「わかりやすさ」「カラフル」は逆効果、自分で図を書くべし 桜井信一の攻める中学受験
    2024-05-31

    富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
    2024-06-01

    【大河ドラマ「光る君へ」本日第22話】紫式部と清少納言は「顔を合わせていなかった」?
    2024-06-01

    道後温泉の記憶を継承するアート 大竹伸朗が“描き”重要文化財を守ったテント膜「熱景」の再生
    2024-06-03

    IT国家の最先端研究を知って 奈良・宇陀市がエストニアへの短期留学事業
    2024-06-04

    応挙手本?に描いたトラ甦れ…徳島の寺のふすま絵修復へ
    2024-06-04

    千年後の未来へ 太宰府天満宮のふすま絵完成 日本画家神戸智行さん移住し10年かけ完成
    2024-06-04

    今週末に見たい展覧会ベスト12。山武市百年後芸術祭、版画の青春、北斎に三島喜美代まで
    2024-06-04

    「梅津庸一 エキシビションメーカー」(ワタリウム美術館)開幕レポート。きっとあなたも展覧会をつくりたくなる
    2024-06-04

    開館10周年を記念。「広重 ─摺の極─」があべのハルカス美術館で開催へ
    2024-06-05

    藤井八冠、5連覇へ白星発進 将棋棋聖戦、山崎八段破る
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    書評:「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』
    2024-06-06

    パートナーとの強い絆から生まれた、ベンジャミン・ブリテンの代表作【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛