• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
書評:炎上で終わらせないための孤独な自作解説。会田誠『性と芸術』
2022-12-07
書評:炎上で終わらせないための孤独な自作解説。会田誠『性と芸術』

炎上で終わらせないための孤独な自作解説



 露悪的な表現が難しい時代になった。表現の暴力性への自覚、他者への配慮が大切なのは大前提としてあるが、暴力的とされる表現が感情的に糾弾される状況に、言論の行き詰まりや息苦しさを覚える人も少なくないのではないか。


 会田誠の《犬》シリーズは、ポルノチックな図像からしていかにも槍玉に挙げられそうな作品だ。本人いわくネットでずっと悪口を言われ続けている作品だというが、なぜ本作ばかりが非難の集中砲火を浴びるのか。SNS上では冷静に展開できそうもないこの問題に対し、会田は約6万字にも及ぶ書き下ろし文章「『犬』全解説」を上梓した。


 《犬》が制作された1989年、会田は東京藝術大学に在籍する23歳の画学生だった。絵画、とりわけ具象表現が逆風に晒されていた時代であり、当時はまだオタク・カルチャーも今日ほど市民権を持たない日陰の文化であった。会田自身、鬱屈とした思いを抱えるシニカルな青年だったようだ。左翼の両親のもとで育った反動から「日本」への関心を深め、三島由紀夫や小林秀雄の文章を養分とし、戦後日本の父性の失権に思いを馳せる。《犬》の制作背景から浮かび上がるのは、内省によってアイロニカルな表現の土台をつくり上げていく作家の核の部分だ。


 作家が自作について延々とひとり語りする構図にいびつさを感じないわけではない。しかし、会田はこのいびつさを承知のうえで引き受け、抉った内腑をみずから太陽光のもとに晒している節さえ見受けられる。鍵となるのは本書で何度かふれられる会田の批評観だろう。会田にとっての批評、それは「自己解剖」なのだ。だからこの文章は、誰かの理解を即時には求めない孤独な繰り言、自虐的な近代文学の一種として読むのがふさわしいのかもしれない。



 後半収録の「性」のパートは2013~14年にウェブ上で連載された記事の転載。オナニー、セックス、レイプ、ポルノといった話題について、青臭さを恐れぬ執拗な思索を重ねている。今日の道徳観からすればゾーニングされるであろう危うい記述もあるが、会田は転載にあたって加筆修正などの処置を行わなかった。つまり、「価値観のアップデート」でお茶を濁さなかった。世間的に忌避される話題をなかったことにしないし、SNS時代に対応した器用な答弁でモラルを上書きしたりもしない。ここに、書き手としての誠意のかたちをみる。


 現在の観点からして「悪」「タブー」とされる作品が、なぜその時代に生まれたのか。制作当時の文化状況を知ることが理解への一歩であるのは間違いないし、本書がそのための責務を果たした点はきっと誰もが認めざるをえない。

(『美術手帖』2022年10月号、「BOOK」より)

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/cde47486deb0fe8a37bcf6aa47328502429300d0

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • テレビ東京、不適切表現で謝罪 「激録・警察密着24時!!」
    2024-05-29

    日テレ、意思疎通できず信頼喪失 「セクシー田中さん」の調査結果
    2024-05-31

    藤井聡太八冠が勝ち、最終局へ 将棋叡王戦で2勝2敗
    2024-05-31

    日本の「木」の文化を家具を通して世界へ【ミラノデザインウィーク】
    2024-06-01

    死後に再評価が進んだ作曲家の筆頭、ビゼー。その裏には友人の存在が【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-02

    <今週の本棚・次回の予定>6月8日の毎日新聞書評欄は『新装版 ペルーからきた私の娘』ほか
    2024-06-03

    河合隼雄物語賞に八木詠美さん 学芸賞は湯沢規子さん
    2024-06-03

    応挙手本?に描いたトラ甦れ…徳島の寺のふすま絵修復へ
    2024-06-04

    特別展 「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ 
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    アートフェア東京、次回は2025年3月に開催決定
    2024-06-04

    お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生
    2024-06-05

    週末見たい展覧会5選。今週はTRIO展、吉田克朗展、建築の構造デザインに焦点を当てた展覧会など。【2024年6月第2週】
    2024-06-05

    「再会長江」北京で特別上映 竹内監督のトークイベントも
    2024-06-04

    安藤忠雄さん設計の美術館名称決まる…香川・直島に2025年オープン
    2024-06-05

    田名網敬一が新作の巨大インスタレーションを発表へ。世界初の大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」
    2024-06-06

    「Osaka Art & Design 2024」(大阪市内)開幕レポート。何気ない日常のなかで多様なカルチャーに触れる
    2024-06-06

    青森で来年夏に音楽祭 沖澤のどかさんが総監督
    2024-06-06

    書評:「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』
    2024-06-06

    パートナーとの強い絆から生まれた、ベンジャミン・ブリテンの代表作【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛