「作品は市民の誇り」 直木賞の今村翔吾さんに大津市文化特別賞 2022-03-23 大津・坂本の石工集団「穴太(あのう)衆」を主人公にした戦国時代小説「塞王(さいおう)の楯(たて)」(集英社)で直木賞を受賞した大津市在住の作家、今村翔吾さん(37)に22日、同市文化特別賞が贈られた。京都府出身で2009年から県内で暮らす今村さんは「『塞王の楯』で滋賀県の魅力を伝えたいという思いがあった。滋賀の人間、滋賀の小説として認めていただきうれしい。滋賀県に貢献できたと言える生涯を送るため励みになる」と喜んだ。