• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『日本暗殺秘録』監督:中島貞夫 評者:吉田伊知郎【気まぐれ映画館】
2023-01-06
『日本暗殺秘録』監督:中島貞夫 評者:吉田伊知郎【気まぐれ映画館】

 1月号より始まった連載「気まぐれ映画館」。映画評論家・ライターの吉田伊知郎さんが、豪華キャスト集結の『日本暗殺秘録』を論じます。
 戦後2度目の国葬が行われた2022年9月27日、安倍元首相を殺害した山上徹也容疑者をモデルに、暗殺にいたる軌跡を描いた足立正生(まさお)監督の映画『REVOLUTION+1』が上映された。

 事件発生から2ヵ月で映画化された是非も含めて、上映前から毀誉褒貶が渦巻いたが、実際に観れば、先鋭的な実験映画作家であり、若松孝二監督と組んで性と犯罪をモチーフにピンク映画を量産してきた足立ならではの作品になっており、日本赤軍に身を投じた自身の経歴も反映させたフィクションに昇華されていた。

 こうした映画は、大手映画会社が忌避するため、自主製作にならざるを得ない。本作も、ライブハウスを運営する株式会社ロフトプロジェクトの出資によって製作されている。

 ところが、1969年公開の『日本暗殺秘録』は、東映がオールスターキャストの大作として製作したのだから隔世の感がある。

 桜田門外の変、大久保利通暗殺、大隈重信襲撃、星亨(とおる)暗殺、安田善次郎暗殺、ギロチン社事件、血盟団事件、永田鉄山(てつざん)斬殺、二・二六事件と、幕末から戦前にかけての暗殺事件が描かれ、それを当時のスターたちが演じるだけに異様な雰囲気が漂う。

 それにしても、なぜ東映はこんな映画を作ったのか。本作が公開された1969年は、東大安田講堂事件を経て、70年安保を控えた時期にあたる。かつてのテロと当時の武力革命を重ね合わせた今日的な企画と位置づけられたようだ。実際、東映は「安保改定の70年をひかえたゲバルト路線」と称して本作を宣伝していた。当初は戦後の暗殺事件も取り込む予定だったが、監督の中島貞夫は「力及ばなかった」(『読売新聞』69年9月25日夕刊)と語っている。

 中島の前作は、同時代風俗をテーマにしたドキュメンタリーだったが、予想外のヒットを喜んだ東映社長は、鶴の一声で『日本暗殺秘録』をオールスター映画に決めてしまう。こうしてキワモノになりかねない題材に豪華俳優が集結することになった。

 菅原文太は安田善次郎を刺殺した朝日平吾を、高倉健は永田鉄山少将を殺害した相沢三郎中佐を、鶴田浩二は二・二六事件の将校・磯部浅一(あさいち)を演じ、個性を生かした見せ場が用意されている。後に『仁義なき戦い』を手がける脚本家・笠原和夫の緻密な構成が、凝縮された場面を生み出したのだ。それらを矢継ぎ早に見せた上で、映画全体の3分の2を占める血盟団事件へとなだれこむ。

 1932年に前大蔵大臣・井上準之助を殺害した小沼正〔おぬましょう〕(千葉真一)。農村出身の純粋無垢な若者が、社会の不合理、貧困、格差に絶望し、指導者の井上日召〔にっしょう〕(片岡千恵蔵)に帰依し、テロへと走る過程が描かれる。目を爛々とさせた千葉が信仰を深めていく描写は圧巻だ。宗教とテロが描かれる本作を、90年前の遠い光景と思う者はいないのではないか。ラストシーンの「そして現代暗殺を超える思想とは何か」という言葉もまた、今、本作を観る者に突きつけられた問いであろう。


(『中央公論』2023年1月号より)


【評者】
◆吉田伊知郎
映画評論家・ライター

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/021aa0f04b97a09317de2df992c3c3a8807a7921

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    一力が本因坊初防衛
    2024-05-30

    「ねこクラゲ」被告、脱税認める 原稿優先で申告せず、福岡地裁
    2024-05-31

    ビルケンシュトック、創業から250年の歴史を振り返る2冊を出版
    2024-06-01

    三姉妹が温泉旅行で取っ組み合いの大げんか うっとうしくてめんどうくさい家族愛描く「お母さんが一緒」
    2024-06-02

    【大河ドラマ「光る君へ」本日第22話】紫式部と清少納言は「顔を合わせていなかった」?
    2024-06-01

    知られざる作品や作家との巡り合いが生まれる高円寺のギャラリーショップ。
    2024-06-02

    「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。第1弾はBONDED GALLERYにて7月から
    2024-06-03

    小学館「作家の意向第一に協議」 映像化指針、ドラマ原作者死去で
    2024-06-03

    「警察密着24時」担当者ら懲戒 テレビ東京、石川社長は3割返上
    2024-06-03

    河合隼雄物語賞に八木詠美さん 学芸賞は湯沢規子さん
    2024-06-03

    本年入試私立公立とも志願者微減 栄光ゼミナール担当者にきく 埼玉中高入試最新動向
    2024-06-04

    第34回福岡アジア文化賞受賞者が決定。大賞は真鍋大度
    2024-06-04

    ペース・ギャラリーが9月にグランドオープン。7月には特別内覧会を開催へ
    2024-06-04

    今週末に見たい展覧会ベスト12。山武市百年後芸術祭、版画の青春、北斎に三島喜美代まで
    2024-06-04

    お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生
    2024-06-05

    藤井八冠、5連覇へ白星発進 将棋棋聖戦、山崎八段破る
    2024-06-06

    佐渡金山の世界遺産登録、「情報照会」勧告
    2024-06-06

    ブリン・バン・バン・ボンが1位 ビルボード、上半期人気曲
    2024-06-06

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛