• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
技術の粋を美術として見る。江戸の洋風画の大家・亜欧堂田善の回顧展が千葉市美術館で開幕
2023-01-12
技術の粋を美術として見る。江戸の洋風画の大家・亜欧堂田善の回顧展が千葉市美術館で開幕

 江戸時代後期に活躍した洋風画家・亜欧堂田善(1748~1822)の、首都圏では17年ぶりの回顧展「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」が千葉市美術館で開幕した。会期は2月26日まで。担当学芸員は松岡まり江。


 田善は現在の福島県須賀川市生まれ。47歳のときに白河藩主松平定信の命を受けて腐食銅版画技法を習得し、主君の庇護のもと、日本初の銅版画による解剖図『医範提鋼内象銅版図』や、幕府が初めて公刊した世界地図『新訂万国全図』などの腐食銅版画を手がけた。いっぽうで西洋版画の技法を取り入れた江戸名所シリーズや肉筆油彩画も手がけるなど、多くの傑作を残している。


 本展は、現在知られる田善の銅版画約140点を網羅的に紹介するとともに、肉筆画や同時代の画家である谷文晁、司馬江漢、鍬形蕙斎らの作品を紹介する展覧会となっている。なお、本展は会期中に大規模な展示替えを行うため、本記事で紹介する展示作品が会場で見られない場合があることに留意してほしい。



 展覧会は7章構成。第1章「画業の始まり」と第2章「西洋版画との出会い」では、47歳と画家として遅咲きだった田善が画に出逢い、腐食銅版画の技術を習得していくまでをたどる。


 須賀川の商家に生まれ生来画を好んだという田善は伊勢国の画僧・月僊の画を学ぶも、絵師としては生計を立てられず、兄とともに染物業を営んでいた。田善に転機が訪れたのは1794年、白河藩主の松平定信に見出されたときだ。以後、定信が重用する谷文晁に師事し、画業の道を歩むこととなる。



 第1章では15歳のころの田善の画や、田善に大きな影響を与えた谷文晁の画、洋風画の先駆者である司馬江漢の日本初の腐食銅版画などが並び、田善が長い時を経て絵師として歩み出した当時の状況を知ることができる。


 やがて、田善は江戸に召し出されて本格的に銅版画技法の習得を命じられる。当時を伝えるものとして第2章で注目したいのは、田善の《洋人曳馬図》(1802)とヨハン・エリアス・リーディンガー《トルコの馬飾り・諸国馬図》(1752)の比較展示だ。《トルコの馬飾り・諸国馬図》は田善が最初に目にした西洋版画のひとつであるが、田善がこうした西洋版画から構図をはじめ多くの引用をしながら絵馬や画を制作していたことがわかる。


 田善は銅版画技術のみならず、透視遠近法や陰影法といった手法も西洋画から学んだと考えられている。第3章「新たな表現を求めて──洋風画の諸相」では、とくに肉筆画に焦点を当てることでそれらの技術的影響を明らかにしていく。


 年紀のない作品が多い田善の画風の変遷をたどることは難しいが、展示作品からはその試みが多岐にわたっていたことがよくわかる。例えば、透視図法を用いた絹本油彩の《江戸城辺風景図》(1789~1801頃)は、江戸城の石垣と堀の描写が、独特の空間表現として見るものに強い印象を残す画といえる。


 いっぽう、重要文化財である《浅間山図屛風》(1804~18頃)は江戸時代最大の油彩画と言われているが、本作で田善は西洋画法をよく理解しながらも、あえて写実性を排して装飾的な迫力を表現している。

 第4章「銅版画総覧」では、日本における銅版画技術の大成者として名を残す田善の確かな技量を知ることができる。


 医学書としての性格を持つ《医範提綱内象銅版図》(1808)や、幕府が初めて刊行した世界地図である《新訂万国全図》(1810)は、手本となった西洋版画や下絵を精密に再現しており、まさに田善の銅版画技術の粋を集めたものといえる。これらは純粋な作品としてではなく、実用として世に利するために命じられて制作されたものだが、その目的を下支えするために洗練されてきた技術は見るものを圧倒する。


 いっぽうで田善の代表作のひとつである重要文化財の《銅版画東都名所図》は、広く知られている木版の浮世絵とはまた異なる視点と技法で江戸の日常を写し取った傑作だ。サイズは小さいものの、ぜひ会場でその巧みな描写と技術を目にしてもらいたい。


 田善は文化年間(1804~18)に江戸から生まれ故郷の須賀川へと拠点を移し、晩年を過ごしたとされている。第5章「田善の横顔──山水と人物」では、田善の画業の末期といえるこの時期に描かれた肉筆画が紹介される。


 この時期の田善の作風は、かつて師事した月僊の影響が強いとされている。会場では田善の作品とともに月僊の作品も展示されており、両者の共通項を探るのも興味深いだろう。


 第6章「田善インパクト」では、田善の洋風画を引き継いだ遠藤田一、安田田騏、遠藤香村らの作品を紹介。また、直接的な師弟関係にはないものの、田善に影響を受けた江戸末期の絵師の作品も展示されている。


 最後となる第7章「田善再発見」では、早くから画業が再評価され、多くの作品や道具までもが保存された、明治から昭和にかけての田善の評価と研究を知ることができる作品や資料を展示。須賀川という地がいかに出身画家である田善を大切にしてきたのかも知ることができるだろう。



 華やかな浮世絵とはまた異なり、実利実用の側面も強かった田善の仕事だが、その技術の高さや多彩な表現を豊富な作品群で見ることができる本展。「美術」という言葉がまだなかった時代のひとりの絵師の多様な仕事を、いまに生き生きと伝える展覧会だ。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/59932e6f558d9438ada77ea23e844a57cdc71ec2

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 藤井聡太八冠、瀬戸際の戦い 将棋叡王戦、31日に第4局
    2024-05-29

    「韓国版純烈」K4の「アダルトKポップ」 日本デビュー曲USEN1位も獲得 コアな追っかけも
    2024-05-30

    『ボールアンドチェイン』南Q太著 評者:三木那由他【このマンガもすごい!】
    2024-05-30

    日テレ、意思疎通できず信頼喪失 「セクシー田中さん」の調査結果
    2024-05-31

    授業中の生徒や住民が弾道ミサイル飛来を想定した避難訓練 福島・須賀川桐陽高
    2024-05-31

    デザインジャーナリストによる新しいデザイン誌の登場です!
    2024-06-01

    エリザベートコンクールで吉田さん6位入賞
    2024-06-01

    ポール・オースターの名言「けれどオニオンパイの味は…」【本と名言365】
    2024-06-02

    声優の増山江威子さん死去
    2024-06-03

    「企画展 歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界」(泉屋博古館東京)開幕レポート。歌、物語、絵画が織りなす芸術世界へ
    2024-06-04

    GROUP「島をつくる | Planning Another Island」(マイナビアートスクエア)開幕レポート。高層ビルのなかで建築をコンポストする
    2024-06-05

    「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(東京国立近代美術館)開幕レポート。トリオで再発見する3館のコレクション
    2024-06-05

    アートフェア東京、次回は2025年3月に開催決定
    2024-06-04

    「UESHIMA MUSEUM」が開館。屈指の現代美術コレクションを一般公開
    2024-06-05

    「安全だと誰も言わない万博」爆発事故で教職員組合 大阪府に子供無料招待中止申し入れ
    2024-06-04

    美しくて“かわいい”結びの技  1400年の歴史を誇る「水引」の可能性を探って
    2024-06-06

    子供と行きたいおすすめ美術館【東京編】。子連れ、親子でアートを楽しもう!
    2024-06-06

    そごう・西武が百貨店として初めてNFTマーケット開設、NFT作品約100点を発売
    2024-06-06

    田名網敬一の巨大インスタレーションが、世界初大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」に登場。国立新美術館で8月7日から
    2024-06-06

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛