• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
    • app.tool_clock
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『剣術抄』とみ新蔵著 評者:川勝徳重【このマンガもすごい!】
2022-11-27
『剣術抄』とみ新蔵著 評者:川勝徳重【このマンガもすごい!】

 時代劇画を描ける作家が、ここ数年で相次ぎ故人となった。貸本劇画の白土三平と岡本鉄二の兄弟(『カムイ伝』)や、さいとう・たかを(『無用ノ介』)、絵物語の植木金矢(きんや)、挿絵画家の中一弥(なかかずや)、みな高齢ではあったが寂しいものだ。そして昨年、平田弘史(ひろし)(『薩摩義士伝』)も亡くなられた。

 この平田の実弟が、とみ新蔵である。偉大な兄の陰に隠れることも多かったが、近年リイド社の時代劇画誌『コミック乱』に「剣術抄」と題した劇画を立て続けに発表している。

『剣術抄』1~2巻は続き物だ。仇討(かたきう)ちのため剣術修行に励む主人公が深山に棲む剣の達人と天女(この二人は四六時中セックスしている)に導かれ、タイムスリップし、ローマ帝政期のコロッセオの剣闘士や、ブルボン朝のダルタニアン卿と手合わせして腕を磨く怪作。

 3巻「新宿もみじ池」には、剣の師匠が親父の仇だと知る男の物語と、虎と戦うことになった武士の物語の2篇が収録されている。

『卜伝(ぼくでん)と義輝(よしてる)~剣術抄~』は、塚原卜伝が足利義輝に奥義を授けた逸話を基にした、二人の出会いから永禄の変までの物語。いずれも「則天去私」の境地に達した武士が、それでいてなお、現実のままならなさに苦しむ様子が描かれる。

 とみ新蔵の主人公はよく泣く。彼らは、自分が今いる場所にしっくりきていない者ばかりだ。卜伝も、一ヵ所にとどまることができないと独りごち、老年になれば膝を痛めて脱糞に苦労し、弟子の死に涙して後悔をする。英雄らしい英雄は出てこない。

 とみ新蔵は人物のさりげない所作を細かくコマで分節化する癖がある。例えば袴の着付けの方法を、着付け指南書の参考図版のように、数コマにわたり色々な角度から描く。

 ユニークな点は、その考証へのこだわりを殺陣の場面に応用することだ。2巻終盤の長い仇討ちのシーンでは、人物がどのような意図で刀や身体を動かしたかを細かく説明しながら展開する。とある武士が死ぬ瞬間。

「ミゾオチから心ノ臓へ! 刃士郎(じんしろう)は全身に、落雷したような衝撃を感じた! すぐに周囲が暗闇になったが、刃士郎は五歩歩み─五回、刀を振って、崩れ落ちる。庭石に後頭部をぶつけたが、何も感じない。すでに脳への血のめぐりはなく、脳死していたからである」

 これが2ページ8コマに分節化される。現代マンガでは、主人公に感情移入させる演出がしばしば是とされるが、それとは正反対の客観的な演出だ。絵物語形式と劇画の融合とも言えるし、森鴎外や菊池寛などの純文学寄りの時代劇の客観描写を応用した、モダンな講談様式なのかもしれない。客観描写は「天に則り私を去る」剣豪の生き様とよく響き合う。であるからこそ主人公の堰を切ったような涙、感情の噴出が、胸を打つのだ。

 21世紀、時代劇画が終焉を迎えつつあるときに、かような傑作が生み出されたことに感謝したい。


(『中央公論』2022年12月号より)


【評者】
◆川勝徳重
漫画家

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/798d9b6d6593afcd9c5e330670195e08a488c39a

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes app.tool_clock
  • 歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    MURAKAMI × Liquem 夢のコラボアクセが再登場☆|長山智美 デザイン狩人
    2024-05-30

    囲碁、一力遼本因坊が初防衛 余正麒破り三冠堅持
    2024-05-30

    住所要件の指摘受け自主的に転入 東京・足立区の20代選管委員・古野香織さん
    2024-05-30

    古本屋を巡り、顧みられなくなった作品、作家を生き返らせた九大大学院教授没後20年 教え子や研究仲間を支える「清新な光景」
    2024-05-30

    『マッドマックス:フュリオサ』に登場する「ある絵画」は何を意味しているのか? ギリシア神話と「ファム・ファタル」から考察する
    2024-06-01

    “家形埴輪”大集合、総選挙も 「住宅展示場の気分で」、奈良
    2024-06-01

    元アシスタントが語る Dr.スランプ「あのキャラ」の誕生秘話
    2024-06-01

    【大河ドラマ「光る君へ」本日第22話】紫式部と清少納言は「顔を合わせていなかった」?
    2024-06-01

    特別展 「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ 
    2024-06-04

    「君たちはどう生きるか」展 第二部 レイアウト編(三鷹の森ジブリ美術館)レポート。絵を描くことの営為、そして苦悩も見せる
    2024-06-04

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ
    2024-06-04

    「KOTARO NUKAGA(天王洲)」が移転し拡張。約386平米の巨大スペースに
    2024-06-05

    「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2024」の大賞が発表。等身大のセラミック彫刻を制作したアンドレス・アンサが受賞
    2024-06-05

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る
    2024-06-05

    「犬派?猫派?」(山種美術館)開幕レポート。初公開から名作まで勢揃い
    2024-06-04

    エドガー・サラン個展「EDGAR SARIN ー HUNKY DORY」(VAGUE KOBE)レポート。展示空間の可能性やその調和の在り方を問いかける
    2024-06-04

    「art stage OSAKA 2024」が9月に開催。大阪・関西万博への機運も醸成
    2024-06-05

    青森で来年夏に音楽祭 沖澤のどかさんが総監督
    2024-06-06

    書評:「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛