• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
大の男も泣き崩れた? 人生の名人にして夭折の天才歌人・石川啄木の心に染みる傑作!
2023-05-17
大の男も泣き崩れた? 人生の名人にして夭折の天才歌人・石川啄木の心に染みる傑作!

 初の歌集『一握の砂』で名声を得た夭折の天才歌人・石川啄木。彼の遺した「ローマ字日記」はあまりにも有名だ。借金や不倫、放蕩三昧の逸話も多い彼は、大逆事件を契機に社会主義に傾き、結核により26歳で亡くなった。

 人生と生活に密着した彼の純粋な作風は、いまでも多くの読者に親しまれている。その歌は、一首を三行に分かち書きしたもので、一見すると、短歌に疎い人も読みやすく感じるかもしれない。そんな啄木の傑作とは何か。日本を代表する歌人・前川佐美雄が紹介する(以下では、『秀歌十二月』を引用する)。
----------
東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹(かに)とたはむる
(歌集・一握の砂)石川啄木
----------

 明治四十三年十二月刊行の歌集『一握の砂』の巻頭歌。有名な歌であるから知らぬ人とてなかろうけれど、函館市外の立待岬(たちまちみさき)にある墓碑に刻まれている。その「東海の小島の磯」は函館付近の海を心に置いて作ったのだろう、というのが定説になったからである。

 これに反対しようとは思わぬし、それであって少しもさしつかえはないのだけれど、なおそこで作った歌だときめつけてしまうことに異存がある。啄木自身は何もいってはいないのだし、いっていないからこそかえって自由に読者はその「東海」を、「小島の磯」を思いえがいて、存分に歌の心にはいりうるのだから、よけいな穿鑿(せんさく)はせぬことだ。

 啄木の真意にそむくなかれと注意を促したいが、中にはおうおう行きすぎがある。何でもないことに深い意味や事件の存在を考えたりして、純粋な鑑賞のさまたげをする。とくに啄木研究者と見られる人の中に多いが、心すべきではなかろうか。
 一首の意は明らかである。「東海の小島の磯べの寄せては返す波うちぎわの白砂の上に、自分は涙に泣きぬれながらこのようなカニと遊びたわむれている」と、たわいないしぐさを正直にいい放ってひとり嘆きをしているのである。

 人はそれに心をひかれるので「蟹とたはむる」など児戯に類する、まして「われ泣きぬれて」などもってのほかだ、いたずらなる感傷にすぎぬという人すらが、さりげなきふうをよそおいながら心ひそかに愛誦している。

 表に出していわなくとも、心のくずおれた時など、大の男といえども何をしておるかわからぬものだ。ただはばかって口にしないだけのことだが、啄木は正直なのだ。純粋なのである。

 思ったままにいうものだから、おうおうにして手のつけられない大きなだだっ子が「ごんた」(だだをこねる)をいっているようにも受けとられ、辟易させられる場合がないわけでないが、たれでも多少は同じ思いをしているものだから、やはりたやすく同感する。

 だから啄木の歌は甘ったるく、また感傷的にすぎるように見えても、人生に対して誠実だ。生きあえぎながら真実を求めて四苦八苦、七転八倒している。それがいいようもなくあわれであるから、いっそう心に沁みるのである。

 なおこの歌がひろく愛誦せられ、しきりに朗詠せられたりするのは、今いうような意味もあるからだが、何よりも調べが明朗である、豁達(かったつ)でさえある。「東海の小島の」と大きくほがらかに打ち出したしらべは「蟹とたはむる」の終わりまでかたくもならず弱くもならず、こころよい声のひびきを立てておさまるのである。

 啄木の歌は、たといそれがどのように苦しくみじめな生活を歌っていても、暗い感じは少しもしない。かえって明るく、したがっていとわしい思いはしないのである。啄木の歌がひろく愛誦せられる所以の一つは、こういうところにもある。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/fe43f7ef5652f4b6d99bec8e01610c7020310e56

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 英国を代表する作曲家ブリテンが世界平和を願って作った『戦争レクイエム』【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-29

    歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    囲碁、一力遼本因坊が初防衛 余正麒破り三冠堅持
    2024-05-30

    「ねこクラゲ」被告、脱税認める 原稿優先で申告せず、福岡地裁
    2024-05-31

    作曲家ビゼーの窮地を救った傑作オペラ『真珠採り』の聴きどころは?【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-31

    富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
    2024-06-01

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    IT国家の最先端研究を知って 奈良・宇陀市がエストニアへの短期留学事業
    2024-06-04

    「国芳の団扇絵 猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」(太田記念美術館)開幕レポート。世界初の展覧会
    2024-06-04

    「KOTARO NUKAGA(天王洲)」が移転し拡張。約386平米の巨大スペースに
    2024-06-05

    アートフェア東京、次回は2025年3月に開催決定
    2024-06-04

    太宰府天満宮で「Fukuoka Art Book Fair」が開催へ
    2024-06-04

    「犬派?猫派?」(山種美術館)開幕レポート。初公開から名作まで勢揃い
    2024-06-04

    性被害者支援の法人設立 スマイル社
    2024-06-04

    夜の美術館を楽しめる「サマーナイトミュージアム2024」が開催。東京都現代美術館、東京都庭園美術館などで入場料割引も
    2024-06-04

    「Osaka Art & Design 2024」(大阪市内)開幕レポート。何気ない日常のなかで多様なカルチャーに触れる
    2024-06-06

    「art stage OSAKA 2024」が9月に開催。大阪・関西万博への機運も醸成
    2024-06-05

    藤井八冠、5連覇へ白星発進 将棋棋聖戦、山崎八段破る
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    もしあの時に戻れたら…歌人・穂村弘が話題書『迷子手帳』で明かす、今も忘れられない「失敗」
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛