• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
地域密着型プロジェクトを通して考える、エコロジカルな写真の未来 Vol.1 メリデル・ルベンスタイン
2022-06-11
地域密着型プロジェクトを通して考える、エコロジカルな写真の未来 Vol.1 メリデル・ルベンスタイン

持続可能な世界を目指す現代社会において、写真には何ができるのだろうか? IMA Vol.37「自然と環境をめぐる写真家の声」の関連記事第一弾では、現地コミュニティに根差して環境問題と向き合う写真家たちによる、イラン、ペルー、ガーナ、イギリスの4つのプロジェクトを紹介する。vol.1は写真家でアーティストのメリデル・ルベンスタインによる「The Eden in Iraq Wastewater Garden Project」。汚水問題を抱えるイラク南部の湿原を、植物とその土の微生物で水を浄化するシンプルで持続可能なシステムで環境的、文化的再生を目指すその活動に迫る。


チグリス川とユーフラテス川が交差する肥沃な三日月地帯に位置するイラク南部の湿原帯アフワールはかつて世界第3位の広さだった。ここはメソポタミア文明の発祥地でもあり、エデンの園の起源の一つかもしれないとうたわれている。二つの川が合流するシャットゥルアラブ川の東端は、持続可能な生活を7,000年以上続けてきたマーシュアラブ人(マダン族)の故郷だった。しかし90年代初期、サダム・フセイン率いるイラク政府は、シーア派の反政府勢力を支持したことへの罰として湿原の水を抜き、広く豊かな湿原は砂漠化し、数万人が殺害され、同政権が失脚するまでに数千人の人々が故郷を追われた。

2003年にイラク初の環境保護団体Nature Iraqのサポートで運河に新たな水路が開かれ、湿原が蘇る。以後、約35万人のマーシュアラブ人が同団体の手助けを得て、故郷を元の姿に戻すために帰ってきた。しかしその水路には汚水処理のシステムが導入されておらず、ユーフラテス川と湿原には未処理の下水が垂れ流されている。悪臭や湿原の生態系への長期的なダメージ、湿原の水で衣食住をまかなう住民への健康リスクを改善するためのシステムの導入が急がれている。

2011年、写真家でアーティストのメリデル・ルベンスタインは、「廃水庭園」と呼ばれる汚水処理システムの第一人者である環境工学者マーク・ネルソン博士とダヴィデ・トッチェット博士、Nature Iraqのジャシム・アル・アサディらと共に、マーシュアラブ人の文化遺産をたたえつつ、この環境問題を解決するプロジェクトを立ち上げる。廃水庭園の設計と環境アートによって、イラク南部の乾燥地域に適した水質改善システムの開発を目指した彼らが、7年を経てたどり着いたのが、植物と土中の微生物で水を浄化するシンプルで持続可能な廃水庭園システムだ。

26,500平方メートルの敷地で、一日7,500~10,000人分の汚水を処理するこの庭園に運ばれてきた廃水は、まず園内に植えられた葦によって脱臭される。その後、地下湿地帯に流された下水の有機物が、バクテリアによってミネラル物質に変換され、下水をきれいにすると共に、地上の庭園の植物や果樹に栄養を与え、持続型の循環を生みだしている。この庭園のデザインには、アラブの伝統的な葦の家、セラミックタイルに施された古代の円柱形紋章印、メソポタミアの結婚記念ブランケットの花柄刺繍にインスパイアされたフラワーアレンジメントなどが用いられ、造形的にも美しい。湿原の豊潤な文化を体現した庭園は、低コストでシンプルなシステムなので、汚水処理がままならないイラクを含む中東各地でも応用できるだろう。

本プロジェクトは、各国の支援を受け、草の根運動としてユネスコの「Green Citizens Initiative」のひとつにも選出され、現在も継続中。環境問題の技術的な解決策を提示しながらも、歴史、伝統、地域、デザインなど多様な要素も含んだ優れたプロジェクトだ。

IMA 2022 Spring/Summer Vol.37より転載

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/cafa6c38d408d1efd1e956d0e61a0a4f39541be3

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 藤井聡太八冠、瀬戸際の戦い 将棋叡王戦、31日に第4局
    2024-05-29

    幸田文の名言「台所に立てば、…」【本と名言365】
    2024-05-30

    元アシスタントが語る Dr.スランプ「あのキャラ」の誕生秘話
    2024-06-01

    芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
    2024-06-01

    エリザベートコンクールで吉田さん6位入賞
    2024-06-01

    <今週の本棚・次回の予定>6月8日の毎日新聞書評欄は『新装版 ペルーからきた私の娘』ほか
    2024-06-03

    IT国家の最先端研究を知って 奈良・宇陀市がエストニアへの短期留学事業
    2024-06-04

    国際博物館の日、今年のテーマは「学びと研究のための博物館」
    2024-06-04

    「犬派?猫派?」(山種美術館)開幕レポート。初公開から名作まで勢揃い
    2024-06-04

    PARCELで「Not Quite」開催。「~でなくもない」作家が集結
    2024-06-04

    クールべ《世界の起源》はなぜ攻撃されたのか? ポンピドゥー・センター・メッスで破壊・盗難事件
    2024-06-04

    謎多き家形埴輪 「考古学の空白」に挑む橿考研ベテラン研究員、念願の特別展開催中
    2024-06-04

    105歳で死去した画家弥勒祐徳さん おごらず、黙々と、ひたすらに神楽など描く
    2024-06-05

    島左近の墓、京都の寺で発掘調査 三成の腹心、関ケ原後も生存?
    2024-06-05

    沙に囲まれた残酷な世界が私たちの社会を浮かび上がらせる。期待の作家が令和の世に送り出す、新たな青春のバイブル!
    2024-06-06

    「art stage OSAKA 2024」が9月に開催。大阪・関西万博への機運も醸成
    2024-06-05

    長山智美 デザイン狩人|HAY DOGS♡
    2024-06-06

    「江戸期より後の遺構」 世界遺産目指す佐渡の金山、一部除外勧告
    2024-06-06

    今週末に見たい展覧会ベスト8。閉幕の横浜トリエンナーレから、「梅津庸一 クリスタルパレス」、石川九楊の2ヶ月連続個展まで
    2024-06-06

    パートナーとの強い絆から生まれた、ベンジャミン・ブリテンの代表作【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛