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複合施設「MMoP(モップ)」とオンラインの2会場で「浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA」がスタート
2022-07-18
複合施設「MMoP(モップ)」とオンラインの2会場で「浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA」がスタート

 浅間山の麓に位置する、かつてのメルシャン軽井沢美術館の建物を中心に、衣食住と多様な写真表現を楽しむ複合施設「MMoP(御代田写真美術館=Miyota
Museum of
Photography)」がオープンしたのは2021年夏のこと。ビジュアルコンテンツの制作とストックフォトの販売を軸とするアマナが、写真作品のコレクションを収蔵展示する美術館を軸に複合施設を企画し進められたのだが、コロナの影響で美術館の開館が今秋に延期された。そのために「PHOTO
MIYOTA
2022」は、開館を祝すプレオープニングイベントのような役割を果たすことになった。エキシビションディレクターでアート写真メディア『IMA』編集長の太田睦子が、世界中が様々な問題に直面し未来が不確かな現在、フェスティバルのコンセプトに「Mirrors
& Windows」という言葉を掲げた背景を次のように説明する。

 「今回のコンセプトは、1978年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された写真展『Mirrors & Windows American
Photography since
1960』に由来します。当時MoMAの写真部門のディレクターを務めたキュレーターのジョン・シャーコフスキーが、『写真を自己表現の手段とする人、もしくは写真を通して外界を探究する手段とする人』という2種類で写真家を説明しました。もちろん多くの写真家がその両面を持っていますが、写真には、鏡として自分を写すと同時に、窓となって外の社会を見せてくれるふたつの役割があるので、いまこの言葉を解釈し直してもいいのではないかと考えました」。

 屋外スペースの浅間山を模したオブジェに展示されているのが、ロバート・ザオ・レンフイの作品《A Guide to the Flora and Fauna
of the
World》(2018-2021)だ。図鑑に収録されているような動物や野菜の写真が展示されているのだが、すべては人の手を介して生まれたもの。最先端の技術で人工的に染められた魚であったり、大学合格祈願の贈り物としてつくられた四角いリンゴであったり、欲求を満たすために人工的につくられたものだという。色鮮やかな背景に収められたポップなイメージには、科学に対する倫理的な問いが潜んでいる。

 順路を進むと、建物の壁面にロレンツォ・ヴィットゥーリの作品《Dalston Anatomy》(2013)が、足元にはエリック・ケッセルスの《My
Feet》(2014)が展示されている。


 2000年代初頭よりジェントリフィケーションによって貧しい層が排除され、様子が変わりゆくロンドン近郊ダルストン地区を舞台に、ヴィットゥーリは住人のスナップを撮影した。オブジェの制作も行うヴィットゥーリは、マーケットの廃材や日用品などで彫刻を手がけ、顔料と合わせてポートレイト撮影に使用。有機的な物質の儚さと、コミュニティから排除されてしまう人々とを重ね合わせて画面に表現している。

 ケッセルスの《My
Feet》は、SNSにアップされた人々の足の写真を集めた作品だ。ウェブ空間に拡散する無数の人々のアイデンティティの一端を象徴するようであり、また、来場者が作品の上で自身の足元を撮影し、再拡散する行為を引き起こすインスタレーションにもなっている。撮影したものが複製されて拡散されるという写真の本質的な機能と、SNSの仕組みのシンクロがそこに読み取れる。

 建物の中に入ると、「PHOTO MIYOTA
2022」でメインスポンサーを務めるグッチの協賛で、『IMA』が監修した企画展示が行われている。タイトルは「新時代の紳士の肖像(NEW
GENTLEMEN)」。7名の日本人写真家が、様々な分野で活躍する7人のジェントルマンをポートレイトに収めた。


 期間を決めて1冊の本を販売し、関連展示などを行う森岡書店の店主である森岡督行を撮影したのは、触覚的な視覚を軸に、身体や性、人と人工物、有機物と無機物など、移り変わる境界線を写真と映像で扱う細倉真弓。若い男性のヌードを被写体にすることが多い細倉は、写真では「表情やパーソナリティを収めることに重きを置いていない」と説明する。


 「今回の撮影では、洋服の動きやかたちの面白さと、森岡さんの身体の動きがどう絡むのかを見ながら、セッションを行うようにして写真に収まる画を探りました。写真に写るのは表面的なかたちや質感ですから、余計な情報が入ることなく、ひとりの人物のかたちとしてのポートレイトを収めることにこだわりました」。


 プロップの枝葉も、白ホリゾンタルのスタジオで、影を生み出すことで画面の構図に変化が生まれることを企図して使用した。印画紙にものを置き、直接感光させることで光と影の画面を生み出すフォトグラムの手法で、自身の手を写した作品も合わせて展示。カメラで撮影する写真の「光」と、フォトグラムの「影」の対比が表現された。

 小説『パレード』『パーク・ライフ』『悪人』で人気の作家、吉田修一を撮影したのは沢渡朔。銀座のAKIO NAGASAWA
GALLERYに集合し、銀座の街を歩き、有楽町へと移動することでスナップのスタイルで撮影を行った。「吉田さんがグッチの服を着て銀座の街を歩けば、それだけで『現代のジェントルマン』になりますよ」と笑いながら沢渡は話す。


 他にも、東京の街をスナップした作品を引き伸ばした展示を背景に、森山大道が俳優の志尊淳を撮影した作品や、気鋭の写真家である小林健太が建築家の石上純也を被写体とし、石上が設計を手がけた神奈川工科大学KAIT工房・KAIT広場」で撮影した多重露光した作品など、技法もロケーションもさまざまに7名の現代を生きる紳士の姿が写された。

 野外の展示もさらに続く。グレゴリー・エディ・ジョーンズによる《Promise
Land》(2018-2021)は、ストック写真や広告写真を合成したイメージを紙にプリントし、インクが乾く前に絵を描いて滲ませて再びデータ化することで、写真と絵画の境界に意識を向けさせる作品だ。


 女性を守り、導いてくれる年上の男性と付き合うことを当たり前だと思い込んで中国で育ったピクシー・リャオは、留学先のアメリカで5歳下の日本人男性と出会ったことで、男女のパワーバランスへの意識が大きく変わった。異性同士の関わりの多様性を模索する実験的な写真プロジェクト「Experimental
Relationship」には、そんな背景がある。


 今年の4月に写真集『測量|山』で木村伊兵衛賞を受賞したことも記憶に新しい吉田志穂は、浅間山とその周辺をモチーフに撮り下ろし、ファウンドフォトと組み合わせることで作品を制作。透過シートにプリントして野外に展示することで、実際に撮影したロケーションが借景となるインスタレーションが完成した。


 家のような木箱のインスタレーションに展示されているのは、ウクライナ出身のイェレナ・ヤムチュックが2014年から2019年にかけ、オデッサの街とそこに住む人々を撮影した作品だ。幼い頃に家族でアメリカに移住し、母国で青春を過ごせなかったことへの想いが投影された作品なのだが、戦時下の現在見ると、祖国を失いそうな人々のスナップとも受け取れてしまう。物事をただ写しながらも、コンテクストによって意味合いも印象も変わるという写真の本質を浮かび上がらせる作品であり、皆が家に戻れるようにという思いを込めて、このインスタレーションは完成した。


 いっぽう、その背面に展示されているのは、トーマス・マイランダーが「サイアノタイプ(青写真)」という古い写真技法で制作した作品。170年以上受け継がれてきた伝統技法を用いて、ユーモラスであったりアイロニカルであったりするような被写体が画面には収められており、ヴィンテージプリントを思わせる重厚感を逆手に取った表現が実現した。

 先述した《My
Feet》のエリック・ケッセルスは、セルジオ・スメリエリと共同でファウンドフォトを再編集して作品化。ケッセルスが運営する出版レーベルでは、蚤の市や古書店で見つけた写真を編集した人気シリーズ「In
Almost Every Picture」を刊行しており、その第17号「Carlo and
Luciana」に収録した写真の数々を展示した。何年にもわたり、旅行先などで同じ背景で互いの写真を撮り合ってきたイタリア人夫婦、カルロとルチアーナの微笑ましい関係が浮かび上がる展示だ。


 もうひとつの屋内展示は、「絶唱、横須賀ストーリー」「アパート」に並ぶ石内都の初期3部作のひとつ、「連夜の街」のうち初公開となるカラー作品を大きく引き伸ばされたインスタレーションと、圧倒的な色彩表現で影響力を持つヴィヴィアン・サッセンが、2019年にヴェルサイユ宮殿に招聘されて手がけたインスタレーションだ。


 石内が撮影したのは、元遊郭の建物の内観と外観。35mmのポジフィルムで撮影された作品の褪色をデジタル修復し、また、高精細スキャンによってこれだけのサイズにしてプリントできたことで、往時の空間への没入感を引き起こす。またヴィヴィアン・サッセンの作品は、マリー・アントワネットが恋人に宛てた私的な手紙を起点に、多様なモチーフを撮影し、彩色を施すなどして歴史に埋もれていた物語を抽象化して再現した。どちらのインスタレーションも、写真の強さを裏付けに、記憶や想像を無限に刺激する写真メディアの力を体感させてくれる。


 再び外に出て、最後に2名の作家の表現が順路をしめくくる。国内外で活動を続ける写真家の大杉隼平が手がけたのは、ライカを通じて見つめた世界の街角。古いバスが会場となり、展示された作品からは、大杉が注意深く街を歩き、優しい目線で街の光景をとらえていたことが伝わってくる。キム・ジンヒの《Finger
Play》では、韓国で流通する新聞や雑誌から、女性の手に関係するイメージを引用。自ら撮影した手の写真にコラージュし、赤い糸で刺繍を施すことで、他者とのコミュニケーションを表現する。

 屋内外で展示方法も様々に実施されている「PHOTO MIYOTA
2022」。ファウンドフォトの編集や絵画と写真の境界に対する思考など、現代写真の潮流を感じさせる作品展示の数々を避暑地に足を運んで堪能したい。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/1b4a27d2d3ecd72a6834612d357de0301dbd412b

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