ScrotはLinuxコマンドラインで使用されるスクリーンショットツールで、フルスクリーン、選択などの操作が可能ですが、以下では、Scrotスクリーンショットツールの使い方について詳しく説明し、操作例を通してScrotの使用を学びます。

Debian、UbuntuまたはLinux MintにScrotをインストールします。

　　$ sudo apt-get install scrot

FedoraにScrotをインストールするには：

　　$ sudo yum install scrot

CentOSにScrotをインストールするには、次の手順に従ってソースコードからコンパイルします。

まずCentOSでReporgeを有効にし、次のコマンドを使用します。

　　$ sudo yum install giblib-devel

　　$ wget http://linuxbrit.co.uk/downloads/scrot-0.8.tar.gz

　　$ tar xvfvz scrot-0.8.tar.gz

　　$ cd scrot-0.8

　　$ 。/configure

　　$ make

　　$ sudo make install

このチュートリアルの次のセクションでは、いくつかの異なる方法でScrotでスクリーンショットする方法について説明します。

デスクトップ全体を切り取るのは簡単です。Scrotコマンドを実行するだけで、パラメータは必要ありません。デスクトップ全体のスクリーンショットが保存されます(日付タグ).pngのファイル形式は現在のファイルディレクトリに保存されます。

　　$ scrot

保存先フォルダとスクリーンショットファイル名を指定することもできます。

　　$ scrot ~/Pictures/my_desktop.png

Scrotでは、デスクトップで特定のウィンドウを選択したり、長方形の領域を定義したりして、スクリーンショットを行うことができます。次のコマンドを使用して実装します。

　　$ scrot -s

このコマンドを実行すると、マウスで任意のウィンドウをクリックしたり、矩形を描いたりして、選択したウィンドウ/領域のスクリーンショットをトリガーすることができます。(LCTT訳注、マウスも使い、伐採楽しみ)

選択した領域やウィンドウがデスクトップの他のウィンドウの部分で遮られる場合があります。この場合、スクリーンを切る前にその部分を整理するのに少し時間がかかります。それは、以下に説明するように、遅延スクリーンショットがあなたを助けることができます。

遅延切り取りは様々な場合に実用的です。スクリーンショットの前に、ウィンドウを移動したり、メニューをアクティブにしたり、通知などの特定の時間をトリガーしたりしたい場合があります。「-d N」パラメータを使用すると、スクリーンショットプロセスをN秒遅らせることができます。

　　$ scrot -s -d 5

切り取った画像の品質は1～100の範囲で調整できます(数値が大きいほど品質が高くなります)。既定の質量は75に設定されています。

　　$ scrot -q 50

切り取った画像のサイズを1～100の範囲で調整できます(数値が大きいほどサイズが大きくなります)。スクリーンショットのサイズを元の図の10%に減らします。

　　$ scrot -t 10

Scrotでは、保存されたスクリーンショット画像を任意のコマンドに入力することができます。このオプションは、スクリーンショット画像を任意の後期処理したい場合に便利です。スクリーンショットのファイル名/パスは「$f」文字列の後に従います。

　　$ scrot -e ‘mv $f ~/screenshots’

LinuxがScrotを使用している例を紹介したが,Scrotは画面全体を切り取るだけでなく,スクリーンショットの遅延,スクリーンサイズの調整,特定のウィンドウの切り取りなども可能であり,本稿ではScrotのインストールについても詳しく紹介した.