大江さん取材時の写真帳を公開 「ヒロシマ・ノート」、入札会で

大江さん取材時の写真帳を公開　「ヒロシマ・ノート」、入札会で

2023-07-05

　「明治古典会　七夕古書大入札会」の報道陣向け内覧会が6日、東京古書会館で開かれ、3月に死去したノーベル文学賞作家大江健三郎さんのノンフィクション「ヒロシマ・ノート」（岩波新書）の取材時の写真帳や、大江さんが岩波書店元社長の故緑川亨さんに宛てた書簡が公開された。

　いずれも緑川さんが保管していたという。写真帳は背表紙に「広島」と書かれ撮影者不明。取材中の大江さんや原爆ドーム、1963年の原水爆禁止大会の様子などとみられる90枚超のモノクロ写真が貼られている。被爆地に思いを寄せた名作の制作過程が伝わる貴重な資料といえそうだ。

　入札会には約1300点が出品され7、8日に一般公開。

大江さん取材時の写真帳を公開　「ヒロシマ・ノート」、入札会で

ジョン・レノンのギター4億5千万円で落札

藤井聡太八冠、瀬戸際の戦い　将棋叡王戦、31日に第4局

ドローンサッカーで世界２位　大阪・星翔高校チーム　「世界でも通用することがわかった」

森鷗外の教師像に迫る　研究の「盲点」、記念館で特別展　学生の評判も紹介

富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。

死後に再評価が進んだ作曲家の筆頭、ビゼー。その裏には友人の存在が【クラシック今日は何の日？】

稀代のピアニスト、マルタ・アルゲリッチの伝説の始まりはこの1曲から【クラシック今日は何の日？】

2025年春に「直島新美術館」が誕生。既存の活動から新しい価値創造を目指す

「企画展歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界」（泉屋博古館東京）開幕レポート。歌、物語、絵画が織りなす芸術世界へ

「UESHIMA MUSEUM」が開館。屈指の現代美術コレクションを一般公開

「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る

お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生

「犬派？猫派？」（山種美術館）開幕レポート。初公開から名作まで勢揃い

エドガー・サラン個展「EDGAR SARIN ー HUNKY DORY」（VAGUE KOBE）レポート。展示空間の可能性やその調和の在り方を問いかける

口腔ケアで高齢者を守ろう　「おとなの歯磨き」訪問歯科医が出版

島左近の墓、京都の寺で発掘調査　三成の腹心、関ケ原後も生存？

書評：「日本美術史」を書き換える100年単位の挑戦。『この国（近代日本）の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』

向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】

今週末に見たい展覧会ベスト8。閉幕の横浜トリエンナーレから、「梅津庸一クリスタルパレス」、石川九楊の2ヶ月連続個展まで

書評：「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン日本に愛された画家』