滋賀・近江の美術館、不動の人気ベスト3はここ!著名人が通うおすすめスポット

「大学生時代には何度訪れたかわかりません。駅からは少し歩きますが、自然の中を散歩した先に孤島のように現れるこの美術館が大好きでした」と藤野可織さんが語るように、1984年の創立以来親しまれていた広大な「びわこ文化公園」の中の「滋賀県立近代美術館」。改修工事のための一時休館を経て2021年、「滋賀県立美術館」と名称を変えてリニューアルオープンしました。
目指すべき美術館の姿を「リビングルームのような美術館」として、エントランスロビーにショップやカフェを設けて交流の場としたり、2階にキッズスペースを設けて親子連れも気兼ねなく受け入れたり、美術館がくつろいだ場所に変わる改装が施されています。
「内装に大阪のクリエイティブチームgrafが関わり、かつての建物と現在のデザインが調和した空間が生まれています。室内サインには信楽焼が使われるなど、地域の物作りにも目が向けられているのも魅力」と津田直さん。収蔵品は染織家・志村ふくみと日本画家・小倉遊亀の国内随一のコレクションに加え、アール・ブリュット作品の収集も開始。幅広い美術に触れることができます。
<写真>再構築されたエントランスロビー周辺。多くの人が楽しめるウエルカムゾーンとなった。
滋賀県立美術館
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
開館時間/9時30分~17時(入館は16時30分まで)
定休日/月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
料金/常設展540円 企画展の料金は展覧会によって異なる
tel.077-543-2111
<写真>2階には開放的なキッズスペースを新設。