東大寺「牛玉誓紙」を初公開 室町時代から続く署名・誓約のしきたり 2023-02-14 東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)(お水取り)で、初めて行に籠もる新入(しんにゅう)がすべきことの一つに、「牛玉誓紙(ごおうのせいし)」という巻物への署名がある。疫病よけの護符「牛玉札」をみだりに刷らないことを約束するもので、室町時代から続くしきたりだ。今年3年ぶりに新入が選出されたことに合わせ、東大寺ミュージアムで歴代の新入ら129人が署名した「牛玉誓紙」(堂衆方)が初公開されている。【塩路佳子】