日本初の「アートジョブフェア』開催へ。「アートの社会的価値を高め、底上げをしていく」主催者の思い

ーギャラリーが主体になるアートフェアは一般的ですし、最近ではアーティスト自身が運営に関わるアーティスツフェアなどもあったりします。ですが「アートジョブフェア」は初めて聞く言葉です。どのような催しなのでしょうか?
高山:簡単に説明すると、アートの担い手・働き手のキャリアアップや就労支援の場です。エンジニアリングや福祉系などを対象としたジョブフェアは頻繁に行なわれていますが、私の知る限り日本国内で「アート」に特化した就活フェアはありません。じつを言うと、このアイデアの元になったあるプロジェクトがインドネシアにあるんですが(笑)、その話も後でできればと。
ともあれ、日本では現代アートだけでなく芸能や工芸など文化芸術に関わる仕事はいろいろな種類があって、民間、国立、公立、一般社団法人、NPOなどさまざまな団体が人材を求めています。でもそれらをまとめて知る機会はこれまでなかったので、それらを一括りに「Art related jobs」としてとらえ、紹介する場をつくろうと思ったんです。