仁徳天皇陵、地震で崩壊したはずの前方部も実は残っていた 宮内庁担当者が見解 2023-02-18 国内最大規模を誇る仁徳天皇陵古墳(堺市、墳丘長486メートル)の謎に迫る「百舌鳥(もず)古墳群魅力発掘講演会」が18日、同市北区の市産業振興センターで開かれた。宮内庁陵墓課の土屋隆史さんが、平成30年からの発掘成果を解説。そのうえで、墳丘レーザー測量などをもとに、後円部の北西や南東側、前方部正面が築造当時の状態で残っているとの見解を示した。墳丘は地震によって大規模に崩壊したともいわれるだけに、築造時の姿を考えるうえで注目される。