〈White Mountaineering〉相澤陽介が選ぶ、デザインの良いサッカークラブのエンブレム10選。

1882年設立。イングランド・ロンドン北部を本拠地とするクラブ。プレミアリーグ”ビッグ6”の1つに数えられる強豪。現在は韓国代表のソン・フンミン、イングランド代表キャプテンのハリー・ケインらがプレーし、2003年には元日本代表の戸田和幸も在籍していた。愛称はスパーズ。
「エンブレムをデザインする上で、ユニフォームにどうフィットさせるかは重要な要素の一つです。その点、スパーズはネイビーの単色で構成されていて、白のホームユニフォームに絶妙なバランス感で溶け込んでいます。中心にいるのは“スパー”を意味する軍鶏。戦いの象徴として採用したそう。動物をモチーフにしたエンブレムをよく見ますが、中でもスパーズは上手く反映させている印象です」
1879年創立。イングランド・ロンドン西部を本拠地とするクラブ。昨シーズン、イングランド2部・EFLチャンピオンシップを圧倒的な強さで優勝し、今シーズンにプレミアリーグへ復帰。日本では、2002~2004年に、元日本代表・稲本潤一がプレーしたことでも知られる。
「サッカークラブのエンブレムは創立年やスパーズの際に触れた動物、スローガンなどの様々な要素が、盾型のフレームの中に収められているものが多いです。ただ、フラムの場合はクラブ名を表すF、F、Cの3つアルファベット以外何も入ってなく、他と並べてみるとかなり特異。その分かりやすさに惹かれました。カラーも白黒に赤のみとシンプルな構成なのも良いですね」