• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
「フェルメール」をつくった街。デルフトを訪ねて
2023-03-13
「フェルメール」をつくった街。デルフトを訪ねて

 フェルメールについて、今日知られていることは数少ない。生まれた土地と洗礼を受けた年、没した年、そして結婚と子供の数くらいだろうか。日記や手紙、アーティストとしてのプロフィールを語るようなエピソードも残っていない。だからこそ、知りたくなる。フェルメールが生涯を過ごした街デルフトで、いま、作品が生まれた背景や周囲を取り巻く環境にスポットを当てる展覧会「フェルメールのデルフト」が開催中だ。



 アムステルダムから電車で約1時間。デルフトは、オランダ南西部にある人口10万人ほどの小都市だ。有名な工科大学があって大学都市としても知られている。そのためか、古い街並みが印象的だが、そのなかにはクラフトビールの店やカフェ、ミュージアムがあり、新しい文化が息づく。


 「フェルメールのデルフト」の会場、デルフト・プリンセンホフ博物館は街の中心部にある。もともとは修道院だが、ネーデルラント連邦共和国(現在のオランダ王国の原型)の初代総督オラニエ公ウィレム1世が拠点を置き、暗殺された場所として有名になった。展覧会では、フェルメールが所属していた職人組合(ギルド)の仲間の絵画や、絵の中に描かれているデルフト陶器の器、家具などから当時の空気感を探っていく。


 フェルメールは1632年10月31日にデルフトの新教会で洗礼を受けた。父親は、美術商で宿屋も経営していた。ワインや喧騒、そしてアートに囲まれた子ども時代を過ごしたのだろうと想像できる。1653年、フェルメールは父と同じ聖ルーカスギルドに参加する。時はギルドに入っていなければ、絵を売ることはできなかった。誰がフェルメールの師であったかは知られていないが、ギルドに参加するためには画家の元で6年間の修行を経ていることが条件だったというから、独学ではなかったのだろう。このギルドには画家はもちろん、ステンドグラスや彫刻、陶芸家や印刷職人なども参加していて、各方面から刺激を受けたようだ。


 ギルドに参加した年は、フェルメールがカタリーナ・ボルネスと結婚し、カトリックに改宗した年とも重なっている。義母マリア・ティンスは最初、この結婚に乗り気ではなかった。展覧会では、義母の反対により、一回取り消し線が引かれている婚姻届を見ることができる。


 マリア・ティンスはユトレヒト派の絵画数多くを所有しており、フェルメールの初期作品にはこの影響が見られるそうだ。ティンスのコレクションで、フェルメールの《ヴァージナルの前に座る女(ナショナル・ギャラリー・ロンドン所蔵)》の背景に描かれているディルク・ファン・バビューレンの《娼婦》は、この展覧会の白眉である。フェルメールはこれらの絵を自分の作品の中に取り入れただけでなく、《取り持ち女》などで独自の解釈で同様の状況を描いている。


 展覧会のもうひとつの見所は、ヤン・シーンの《デルフトの、アドルフとカタリーナ・クルーザー》だ。デルフトの裕福な商人の家族と物乞いを描いた作品である。陶磁器と貿易で栄えた商都デルフトの街の光と影。この街でフェルメール自身も裕福な妻と結婚したが、借金を抱えた貧しい画家としてその生を終えた。展覧会にはフェルメールの死後、パン屋に多額の借金を背負っていたことがわかる文書もある。フェルメールの絵画2枚が、3年間のパン屋への借金の担保になっていた。

 資産家だった義母だが、フランスの侵略戦争より財は減り、義母に先駆けて亡くなったフェルメールは財産を譲り受けることはなかった。


 展覧会を見終わってプリンセンホフ博物館の外に出ると、フェルメールが生きていた17世紀と同じように、人々の生活が息づくデルフトの街が広がっていた。当時と変わらず、街のいたるところに運河が張り巡らされている。父親が経営していた宿、隣接するフェルメールが属していたギルドハウスは現在はフェルメールセンターになっている。


 運河に沿って《デルフトの小路》を描いたフェルメールのアトリエがあった場所を訪ね、《デルフトの眺望》を描いたと思われる場所に立つ。フェルメールは、43歳で亡くなった。早逝した子供たちとともに旧教会に埋葬された。


 多くの子供のお腹を満たすため、日々のパンのために働く父親、夫。そして義理の息子。伝説の画家としてではなく、ひとりの人間としてのフェルメールの姿が少しだけ見えてきたようだ。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/4fa703e20d1e31e9dba06b182dc787c3dc4e6528

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • テレビ東京、不適切表現で謝罪 「激録・警察密着24時!!」
    2024-05-29

    被害者「問題解決には程遠い」 旧ジャニーズ被害者らが会見
    2024-05-29

    日テレ、意思疎通できず信頼喪失 「セクシー田中さん」の調査結果
    2024-05-31

    黒柳徹子さん、北京で特別授業 「日本語勉強続けて」
    2024-05-31

    『マッドマックス:フュリオサ』に登場する「ある絵画」は何を意味しているのか? ギリシア神話と「ファム・ファタル」から考察する
    2024-06-01

    大阪はアートとデザインの街となるか? Osaka Art & Design 2024の見どころをレポート
    2024-06-03

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    アルテミス計画&天の川銀河! 大人も学んで楽しめる「大人レゴ」最新ラインナップは”宇宙”がテーマ!
    2024-06-03

    「企画展 歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界」(泉屋博古館東京)開幕レポート。歌、物語、絵画が織りなす芸術世界へ
    2024-06-04

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ
    2024-06-04

    「UESHIMA MUSEUM」が開館。屈指の現代美術コレクションを一般公開
    2024-06-05

    五木ひろし歌手生活60年…ふるさと福井へ恩返しの新曲
    2024-06-04

    大学入学共通テスト、追試は本試験1週間後 コロナ禍前に戻す 月経痛の配慮明記も
    2024-06-05

    「再会長江」北京で特別上映 竹内監督のトークイベントも
    2024-06-04

    岡田将生の初ブランド「IN MY DEN」始動、第1弾グッズの受注販売がスタート
    2024-06-06

    田名網敬一が新作の巨大インスタレーションを発表へ。世界初の大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」
    2024-06-06

    ブリン・バン・バン・ボンが1位 ビルボード、上半期人気曲
    2024-06-06

    美術家藤井光さん個展「終戦の日/WAR IS OVER」 希望か絶望か…大分・佐伯の地下弾薬庫跡にこだまする泣き声
    2024-06-07

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    もしあの時に戻れたら…歌人・穂村弘が話題書『迷子手帳』で明かす、今も忘れられない「失敗」
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛