• Outils en Ligne
  • - Calculatrices
    • Compteur de Caractères
  • - Téléchargement
    • Téléchargement TikTok
    • Téléchargement Douyin
  • - Outils Web
    • BASE64
    • Base64 vers image
    • Image vers Base64
    • Encodage URL
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Convertisseur Unicode
    • Formatage JSON
    • Modifier l’Extension
    • Créer une Liste
    • Optimiseur CSS
  • - Outils de Chiffrement
    • Chiffrement MD5
    • Générateur Aléatoire
  • - Outils d’Image
    • Compression d’Images
    • Générateur de QR Code
    • Lecteur de QR Code
    • Prévisualisation de Fond
    • EXIF d’image
  • - Fiches d'information
    • Hérédité du Groupe Sanguin
    • Tailles Vêtements
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『不易と流行のあいだ――ファッションが示す時代精神の読み方』菅付雅信著 評者:馬場紀衣【新刊この一冊】
2022-06-24
『不易と流行のあいだ――ファッションが示す時代精神の読み方』菅付雅信著 評者:馬場紀衣【新刊この一冊】

 少し前にインターネットでワンピースを海外から取り寄せた。便利な時代である。新型コロナウイルスの流行で、外出する機会はずっと減ったのに、新しい靴も買ってしまった。いったいどこへ出かけるというのか。でも、これにはきちんと理由がある。危機的状況でも(だからこそ)、ファッション業界では新たな表現やメディアが続々と誕生し、購買意欲がそそられたのだ。

 コロナ禍でファッションは停滞し、新しいものは生まれないだろう。そんなふうに思ったのは私だけではないはず。ただ、そんな懸念はあっけなく裏切られてしまった。

 本書は、ファッション週刊紙の人気連載を書籍化した一冊。著者が「高い芸術性とあざといまでの商業性、貴族的排他性と貪欲に裾野を広げようとする大衆性が同居する、実に矛盾に満ち満ちた世界」と呼ぶファッションは、コロナ禍という危機的状況下においても、時代のムードを先んじて具現化し、見事に社会に示すことに成功した。

 それでも、パンデミックがファッション業界に与えた影響は絶大だった。なかでもファッション誌は撮影のみならず、雑誌の作り方の変更を余儀なくされることとなったのだから。読者のなかには「ファッションどころじゃない」という人もあった。こうした状況に鑑みて、年2回刊の『ルラジャパン』はスカイプによるリモート撮影を実施。『ヴォストーク』は特集主義を取りやめた。一方、『ギンザ』編集部は、雑誌=娯楽と捉える読者のために「変えない」ことを選択した。

 ファッション史学者ナタリー・ヌデールは「私たちは直近のトレンドを投げ捨て、“欠乏の美学”に立ち戻ろう」と唱えた。大恐慌後や第二次世界大戦後には、実用性や衛生性を重視し、シーズンレスでミニマルなデザインが流行したという。たしかに贅沢品、なのだろう。流行に過ぎないファッションは贅沢な気分を与えてはくれるが、生活の必需品というわけではないから。

 今や私たちの世界は、差し迫って必要ではないもので溢れている。いい本を読むこと、美味しい食事をとること、生き抜くために最低限必要なもの以外はすべて贅沢品だとファッションデザイナーのマーク・ジェイコブスは米誌『WWD』で語っている。しかし、彼に言わせれば、創造性が織りなすものはすべて「人びとが必要としている贅沢品」でもあるのだ。

 こんな時代だからこそ生まれたものもある。在宅ワーカーのためのZoom映えTシャツ「Remo-T(リモティー)」や、自宅で仕事をするためのパジャマ「WFH(Work From Home)Jammies」、巷に溢れる斬新なデザインのマスクやフェイスシールドは、まさにコロナ時代の「スーヴニール(お土産)」と呼べるものたちだ。「コロナウイルスもどんどん変異するように、ファッションもウイルスに負けじと変異」しているのである。

 興味深いのは、本書が衣服について語らずにファッションを語っていること。ブランドの政治的傾向、サステナビリティというミッション、新しい性のアイデンティティ、あらゆる事象が行き来する。ファッションはもうとっくに、単なる文化の域を飛び出て時代の潮流と思想を伝えるジャーナルとなっていることを、著者は多様な側面から浮き彫りにする。

(『中央公論』2022年7月号より)


【著者】
◆菅付雅信〔すがつけまさのぶ〕
1964年宮崎県生まれ。編集者、株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役、東北芸術工科大学教授。法政大学経済学部中退。
著書に『はじめての編集』『物欲なき世界』『動物と機械から離れて』など。

【評者】
◆馬場紀衣〔ばばいおり〕
1990年東京都生まれ。12歳でニュージーランドへ単身バレエ留学。オタゴ大学で哲学を学び、帰国。筑波大学人文学類卒業。舞踊、演劇、ファッションなどすべての身体表現を愛するライター。古今東西の物語を集める古書蒐集家でもある。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/965dbd10c36c07aafe8faaab8d6277ae68202b93

Autres Outils
  • Compteur de Caractères Téléchargement TikTok Téléchargement Douyin BASE64 Base64 vers image Image vers Base64 Encodage URL JavaScript Timestamp Convertisseur Unicode Formatage JSON Modifier l’Extension Créer une Liste Optimiseur CSS Chiffrement MD5 Générateur Aléatoire Compression d’Images Générateur de QR Code Lecteur de QR Code Prévisualisation de Fond EXIF d’image Hérédité du Groupe Sanguin Tailles Vêtements
  • 歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    被害者「問題解決には程遠い」 旧ジャニーズ被害者らが会見
    2024-05-29

    ブームなぜ起きた? 東京国立近代美術館で「ハニワと土偶の近代」展
    2024-05-30

    かど番・藤井聡太、第4局始まる 将棋、叡王戦
    2024-05-30

    制作期間「足りていなかった可能性」
    2024-05-31

    吉田南さん、バイオリン部門6位 エリザベート音楽コン、奈良出身
    2024-06-01

    富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
    2024-06-01

    三姉妹が温泉旅行で取っ組み合いの大げんか うっとうしくてめんどうくさい家族愛描く「お母さんが一緒」
    2024-06-02

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    福島県沖地震で解体 老舗文具店の新ビルが開店 イベントスペースも
    2024-06-04

    「企画展 歌と物語の絵 ―雅やかなやまと絵の世界」(泉屋博古館東京)開幕レポート。歌、物語、絵画が織りなす芸術世界へ
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    石川九楊の個展「石川九楊大全」が上野の森美術館で2ヶ月連続開催へ
    2024-06-05

    五木ひろし歌手生活60年…ふるさと福井へ恩返しの新曲
    2024-06-04

    性被害者支援の法人設立 スマイル社
    2024-06-04

    週末見たい展覧会5選。今週はTRIO展、吉田克朗展、建築の構造デザインに焦点を当てた展覧会など。【2024年6月第2週】
    2024-06-05

    美しくて“かわいい”結びの技  1400年の歴史を誇る「水引」の可能性を探って
    2024-06-06

    岡田将生の初ブランド「IN MY DEN」始動、第1弾グッズの受注販売がスタート
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛