• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
海野 敏 初心者でも大丈夫、バレエの楽しみ方【著者に聞く】
2023-06-28
海野 敏 初心者でも大丈夫、バレエの楽しみ方【著者に聞く】

――本書のタイトルは『バレエの世界史』。「バレエの歴史」としなかったのはなぜでしょうか。


 バレエという芸術が単体で生まれたのではなく、政治や経済、社会、文化──つまり世界史と関わりながら発展してきたことを示したかったからです。それに、「〇〇の歴史」では類書があまりに多いので。(笑)

 これまでのバレエ史関連の本は、時代や地域が限定されているものが多いと思います。私も以前、分担執筆で20世紀のバレエ史を書いたことはあったのですが、一人で通史をまとめてみたいという気持ちがありました。

 各章の冒頭には、その章でとりあげる時代の歴史を2ページ程度でコンパクトにまとめました。読者に世界史を意識してもらうために工夫した点です。


――本書では15世紀のイタリアに始まる600年の歴史を描いています。バレエはルネサンスに始まったのですね。


 バレエはヨーロッパの近代化とともに始まり、社会が転換期を迎えるたびにバレエもまた大きく変わったと私は考えています。ルネサンスにはバレエの前身が誕生しました。最初の転換期は17世紀の絶対王政で、太陽王ルイ14世に代表されるフランス・ブルボン朝で基本的な技法が定まりました。

 第二の転換期は、18、19世紀、産業革命と市民革命の二重革命の時代です。それまでは王侯・貴族が宮廷で自ら踊り楽しむものだったのですが、職業ダンサーが劇場で踊り、それを市民が鑑賞するものになったのです。「芸術」という一般概念が生まれたのもこの時代でした。

 そして第三の画期は20世紀前半です。二度の世界大戦、ロシア革命、世界恐慌が起こりました。芸術の面ではモダニズムの時代で、ディアギレフの主宰した「バレエ・リュス」が最先端の音楽・美術・文学を取り込み、バレエを総合舞台芸術に変えました。その後バレエは世界へ広まったのです。


――本書を執筆して見えてきた、バレエのあるべき未来を教えてください。


 バレエは政治・経済の動きと密接に関わっている、というのが本書の趣旨ですが、一方で、政治・経済の状況にかかわらず、芸術を自由に鑑賞できる社会になってほしいですね。

 昨年のロシアのウクライナ侵攻以来、ロシアのバレエ団やダンサーが来日できなくなったのは周知のとおりです。新型コロナウイルス感染症のパンデミックで、日本では「舞台芸術は不要不急」という雰囲気になったのもショックでした。日本にも劇場文化が深く根づいてほしいと痛切に思っています。

 バレエ公演にはお金がかかります。ダンサーやオーケストラはもちろん、舞台美術、衣装、照明も必要ですから経費は膨大で、社会と行政の支援がなければ維持が難しいのが実情です。


――本書を読んで関心を持った読者に向けて、バレエの見方や楽しみ方のアドバイスをお願いします。


 何よりもまず、劇場に行って生の舞台を見てほしいですね。テレビや動画ではなく、ステージ上で踊っているダンサーを生で見ることでしか伝わらないものがあります。「いま、ここ」でしか感じられないもの──それは音楽や演劇でも同じことでしょう。

 その上で、何をどのように見ればよいか。見方は自由なのです。音楽や物語、衣装を楽しんでもよいですし、舞台間近の席から主役の踊りを追いかけたり、ダンサーが集団で踊る群舞を劇場の後方席から眺めたり……。

 私はいつもダンサーの体の動きを楽しんでいます。優雅に見えますが、実はバレエは苛酷な舞踊で、幼時からの長時間にわたる訓練と肉体の改造が必要なのです。西欧近代化の波に洗われた独特の様式美は、他のどの舞踊とも異なる美しさと迫力があります。本書の最終章には、バレエ独自の「美」の本質について、少し書きました。

 日本では子どもから大人まで、推定25万人がバレエを学んでいますので、家族や知人がバレエを習っている人は少なくないはずです。そうした小さなきっかけから、一度劇場に出かけて生のバレエを見てほしいですね。


(『中央公論』2023年7月号より)


◆海野敏〔うみのびん〕
1961年東京都生まれ。東洋大学社会学部教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。専門は情報学、図書館情報学。舞踊評論家として批評・解説を新聞・雑誌等に執筆。著書に『バレエとダンスの歴史』(共著)、『バレエ・ヴァリエーションPerfectブック』など。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/4270bb0a4b446b87391abc4a77fc140a7e98f1d6

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • <司書のコレ絶対読んで>「王さまと九人のきょうだい」君島久子訳、赤羽末吉絵
    2024-05-29

    藤井聡太八冠、瀬戸際の戦い 将棋叡王戦、31日に第4局
    2024-05-29

    藤井聡太八冠が勝ち、最終局へ 将棋叡王戦で2勝2敗
    2024-05-31

    韓国HYBE傘下の代表続投 和解望む意向
    2024-05-31

    鎌倉幕府の地頭から海の武士団・松浦党に…古文書群「青方文書」からみる中世の漁業や製塩事情
    2024-06-01

    まだ無名だった作曲家エルガーが、婚約の贈り物として捧げた名曲【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-01

    ポール・オースターの名言「けれどオニオンパイの味は…」【本と名言365】
    2024-06-02

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    道後温泉の記憶を継承するアート 大竹伸朗が“描き”重要文化財を守ったテント膜「熱景」の再生
    2024-06-03

    ニコライ・バーグマンが手がける北欧のジュエリーブランド〈フローラダニカ〉旗艦店が南青山にオープン。
    2024-06-03

    フジコ・ヘミングさん偲ぶ魂のピアノ旋律
    2024-06-03

    福島県沖地震で解体 老舗文具店の新ビルが開店 イベントスペースも
    2024-06-04

    GROUP「島をつくる | Planning Another Island」(マイナビアートスクエア)開幕レポート。高層ビルのなかで建築をコンポストする
    2024-06-05

    ペース・ギャラリーが9月にグランドオープン。7月には特別内覧会を開催へ
    2024-06-04

    開館10周年を記念。「広重 ─摺の極─」があべのハルカス美術館で開催へ
    2024-06-05

    エドガー・サラン個展「EDGAR SARIN ー HUNKY DORY」(VAGUE KOBE)レポート。展示空間の可能性やその調和の在り方を問いかける
    2024-06-04

    五木ひろし歌手生活60年…ふるさと福井へ恩返しの新曲
    2024-06-04

    沙に囲まれた残酷な世界が私たちの社会を浮かび上がらせる。期待の作家が令和の世に送り出す、新たな青春のバイブル!
    2024-06-06

    書評:「日本美術史」を書き換える100年単位の挑戦。『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』
    2024-06-05

    美しくて“かわいい”結びの技  1400年の歴史を誇る「水引」の可能性を探って
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛