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シネマのまちのつくり方~なら国際映画祭 奈良を舞台にした名画の鑑賞
2022-05-20
シネマのまちのつくり方~なら国際映画祭 奈良を舞台にした名画の鑑賞

「カタカタカタ…」。昔ながらのフィルムを用いた映画上映会が2021年11月23、24日に開かれ、フィルムリールを回す映写機特有の音が聞かれた。会場は県庁そばの奈良公園バスターミナル2階のレクチャーホールである。往時を知る高齢者が、近寄って眺める姿も見られた。

上映した3作は奈良で撮影された名画ばかり。上映会を提唱した倉橋みどり(NPO法人文化創造アルカ理事長)は「映画って世代を超えて交流できるもの。実施して本当に幸いでした」と振り返った。

奈良市は全国の都道府県庁所在地で唯一、映画館のない都市だが、映画のロケが行われたり、かつては撮影所があったり、と実は「シネマのまち」なのだ。倉橋は知人の谷規佐子(ホテル経営)らと相談して「きたまちといろ上映会」を企画した。

■なら国際映画祭とコラボ

「きたまち」とは奈良市を東西に貫く国道369号などより北側の中心市街地のこと。地域の関係者で構成する実行委員会(山本哲也会長)が同年11月下旬にイベント「きたまちといろ」を主催。県と同市は協力金を支出して共催した。

写真ワークショップ、ガラス皿づくり、古民家でのブローチづくり、タイ古式のマッサージ、英語での朝さんぽ、人形の展示、クラシックギターコンサートなど多彩な行事を実施。さらに県からバスターミナルを借りて、「といろ市」を開いたり、手作りのランタンを設置する「宵あかり」を催したりした。

上映会は同イベントの一環で、NPO法人なら国際映画祭(森田洋平理事長)と協働した取り組みだ。地域振興を旨とする非営利の団体同士なので「一緒に何かをしてみたい」という気持ちで一致した。実行委員会が県から会場を借り受け、上映会運営は映画祭に委ねた。このため入場料(前売1000円)の全額は映画祭の収入となる恵まれた条件となった。

■小津安二郎と奈良

上映作は『大佛さまと子供たち』(清水宏監督、1952年)、『麦秋』(小津安二郎監督、51年)、『好人好日』(渋谷実監督、61年)である。いずれも奈良で撮影され、昭和20~30年代の大和路風景を見ることができる。

『大佛さま』は東大寺を舞台に観光案内で生計を立てる戦災孤児の姿を描く。『麦秋』には大和三山の耳成山が登場。原節子、笠智衆、淡島千景が出演した。『好人好日』は笠智衆、淡島千景、岩下志麻が出演。奈良の大学教授と妻、奈良市役所に勤める娘と婚約者の家族模様を描いた。東大寺の鐘が映し出される。

倉橋によると、小津は奈良ロケの際、当時「きたまち」に住んでいた写真家、入江泰吉を訪ねて相談したそうだ。東大寺での撮影も多かった。だからこそ倉橋は「きたまちの方々は映画にご縁がある」と考えた。年配の人々が喜ぶ姿を見て「これからも続けたい」と願っている。

■映画上映会の提案者

倉橋みどりは1966年に山口県美祢市で生まれ、山口市で育った。山口県立女子大学文学部国文学科を卒業後、大阪の印刷会社で編集者・ライターとして働き、94年の結婚とともに夫の実家のある奈良市富雄に転居した。

雑誌編集などを経てNPO法人を設立。2012年、奈良市の「きたまち」にある築100年の古民家(東笹鉾町)を借りて事務所を構えたことでこの地との縁が始まった。21年12月からは200メートル先の古民家(西笹鉾町)を仕事場としている。

「きたまち」に拠点を構えてみると気づいたことがある。名所旧跡の地図はあっても、面白い店舗を紹介したマップがなかったのだ。移ってきた12年から地図づくりを始めた。賛同の輪が広がり、参加店舗は60から120に増えた。マップ作成から始まった地域の連帯は、その後、ネットワーク団体「きたまちコンセント」の発足につながる。

倉橋が活字の世界に入ったのには訳がある。母が全国紙山口版掲載の読者随筆の常連投稿者だった縁から、自らも投稿して採用されたことがある。大学生時代は「公務員か教員になるのかな」と漠然と考えていた。所属したユースホステルクラブで関西を旅行した際、かつて投稿で世話になった全国紙支局長が大阪の印刷会社役員に転じていたので挨拶に出向いたとき、「うちの会社で働いてみないか」と誘われた。1990年、女性総合職の1期生として入社。編集者やライターとして鍛えられた。

学生時代から俳句の世界に親しんだ。96年から俳人の黛まどかが創刊した俳句雑誌『月刊ヘップバーン』の編集長に就いた時期もある。2006年以降は奈良の魅力を全国に伝える雑誌『あかい奈良』づくりに参画。当初はライターとして、9年から12年の終刊まで編集長を務めた。

■「きたまち」の魅力

「きたまち」と言われても「どこ?」と感じる読者が少なくないかもしれない。近鉄奈良駅(国道369号線沿い)の北側から奈良阪あたりまでの地域で、中心市街地「奈良町」の北側エリアに当たる。

古代の平城京でいえば「一条通り」「二条通り」が走っていたところ。東大寺、般若寺、氷室神社などの寺社のほか、正倉院、聖武天皇陵、光明皇后陵、多門城跡といった歴史遺産が豊富で、奈良県庁、県文化会館、県立美術館、国立奈良女子大学などの施設が立ち並ぶ。本連載を掲載する産経新聞の奈良支局も立地する。

さらに近年、個性あるショップが進出して新たな動きを見せている。経営者は奈良町の外側から、あるいは県外から進出するケースが目立つという。倉橋は「20年前から、人と人がつながり始めた。穏やかなまちだ」と語る。

『あかい奈良』の編集部は近鉄奈良駅前のオフィス街にあったので、次は「東大寺に近いところで仕事をしてみたい」と考え、物件を探した。先に触れた築100年の古民家を見つけ、「きたまち」を本拠地にするように。12年から今年で10年になる。

地元にある八坂神社は2つの町内会が氏子で、毎年6月に祭礼が催される。倉橋が店舗に出店を呼びかけると「マルシェ感覚」で10店舗が応じてくれ、祭礼に関わる旧住民と新たに店を構えた若者たちとの接点が生まれた。東大寺転害門の前にある旧銀行建物を観光案内所として活用する協議会は市民で構成され、活発な動きを見せている。倉橋は同協議会の企画広報委員長である。奈良市観光大使も務めている。

■次に上映したい映画

倉橋自身も、映画祭側も、上映会の継続を願う。上映候補に挙げられる作品がある。『月は上りぬ』(1954年)だ。田中絹代の第2回監督作品で、笠智衆、佐野周二、北原三枝らが出演。東大寺の大仏殿、龍松院、戒壇院、南大門、二月堂、奈良公園などが登場する。戦時中に東京を離れて奈良に住み着いた浅井家の三姉妹の恋の物語だ。

21年11月の上映会でも推す声が出た。しかし、カンヌ国際映画祭での女性監督特集に取り上げられたことから国内配給が一時停止されたといい、上映を実現できなかったそうだ。

倉橋は言った。「当時の撮影風景や映画封切は年配の方々の記憶に今も残されている。『友人がエキストラで出ていた』などの思い出話にもつながった。上映会を続けていければ…」

映画館のない奈良市なのだが、逆に映画館がないからこそ、こうした市民による上映会が企画されるわけで、実に興味深い。

=敬称略(文化と地域デザイン研究所代表 松本茂章、写真も)



まつもと・しげあき 文化政策研究者。文化と地域デザイン研究所代表、法政大学多摩共生社会研究所特任研究員・大学院講師。博士(政策科学)。県立高知女子大学教授、静岡文化芸術大学教授を歴任。単著に『官民協働の文化政策 人材・資金・場』(水曜社、2011年)など。編著に『ヘリテージマネジメント 地域を変える文化遺産の活かし方』(学芸出版社、22年)など。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/ed686fdf154a176628c4ca085e84ef20d3b2d816

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