• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
ゲーテ、ニーチェ、スタンダール……哲学者が考える、恋愛の「美」
2022-09-29
ゲーテ、ニーチェ、スタンダール……哲学者が考える、恋愛の「美」

----------
現代思想の行きづまりを打破し、根本的に刷新する――。哲学者・竹田青嗣氏が、哲学のまったく「新しい入門書」であるとともに、「新しい哲学」の扉を開くための書を目指して書いたのが、現代新書の新刊『新・哲学入門』です。美醜をテーマとした同書の第10章から、容貌の美と「恋愛」について語った一部をお届けします。
----------


 *他者の「顔」(容姿)の美の本質について、もう一つ重要な接近の道となるのは、美に打たれるという経験の象徴的な一典型である「恋愛」である。

----------
《彼女の顔は、昨日より一そう魅力がまして見えた。目鼻だちが何から何まで、実に細そりと磨かれて、じつに聡明で実に可愛らしかった。彼女は、白い巻揚げカーテンをおろした窓に、背を向けて坐っていた。日ざしは、そのカーテンをとおして射し入って、柔らかな光を、彼女のふさふさした金色の髪や、その清らかな首すじや、流れくだる肩の曲線や、やさしい安らかな胸のあたりに、ふりそそいでいた。――わたしはじっと彼女を眺めているうちに、彼女がなんとも言えず大切で、親愛なものに思えてきたのだわたしは、もうずっと前から彼女を知っていて、彼女と知合いになるまでは、何ひとつ知りもせず、生きた甲斐もなかったような気がした》(イワン・ツルゲーネフ『はつ恋』神西清訳、p23)。
----------

若者は、あるとき、他者が、言葉にしがたい独自の魅力をもって自分を引きつける存在であることに気づく、という経験に出会う。ここでは、他者の容姿が、はじめて「きれいなもの」に出会ったときに経験したあの本質性格、新奇さ、未知性、非日常性、エロス的可能性、背後的世界性への憧憬
(
しょうけい
)
、といった諸性格をもって、しかしまた、大きく異なった仕方でもういちど現われ出る。 それだけではない。こうした場面で見出される他者の「美しさ」は、人に、あたかも「美しい」という言葉の真の意味をはじめて教えるかのような仕方で、もっといえば、自分が生きているのはこの「美しいもの」を知りそれに触れるためであったと気づく、といった仕方で現われるのである。

 *思春期以降に人が遭遇するこの「他者」の美性の発見の体験を、スタンダールは、塩鉱に投げ込まれた枯れ枝が美しい塩のダイヤモンドの枝となる、「結晶作用」の概念によって鮮やかに示した(『恋愛論』(上)、前川堅市訳、p39)。

 ここで「美」は、その人間的体現(化身)という独自の性格をもって現出する。しかもそれは、異性の愛らしさや魅力についてのはじめの気づき、という意味をもつだけではなく、むしろ「特定の誰か」に心を奪われる体験として、その本質性格をいっそう露わにする。

 スタンダールは、第一のそれに続く「第二の結晶作用」の核心について、つぎのように語る。《哀れな恋人は「彼女だけが、この世でただひとり自分にたのしみを与えるだろう」とひしひしと感じる》(同前、41)。

 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテのヴェルテルもこうつぶやく。《私が――あのひとの夫! おお、われを造りたまいし神よ、もしもこの幸をめぐみたまわば、私は生くる日のかぎり、祈りを絶たないでありましょう》(『若きウェルテルの悩み』竹山道雄訳、p136)。

 恋愛の欲望は、その対象を一目見たいから始まり、話したい、深く知りあいたい、触れたい、そして共に生きたいという欲望にまで進む必然をもっている。恋愛の情熱において欲望の対象となるのは、恋人のもつ美と美質であって、その「徳」(正しさ)ではない。まさしくこの場面で、「美」と「道徳」の本質の差異が明らかになる。

 若者はその「自己理想」を、善きかつ正しき自己像の結晶化としてもつ。しかし恋愛における結晶化は、「善」や「正しさ」のそれではない。ここで他者が体現する「美しさ」は、恋する人間の内的ロマンの結晶体にほかならない。

 人間のロマン性は自己の一回的な生への実存的な憧れであり、恋愛の結晶化は、この憧れを、現実にわがものとして生きうるという稀有な可能性、人間が本質的に潜めている「他者への欲望」の具現的な可能性の結晶化である。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c0c08d8d352fb40f96b2e311b6b6239dfb7c508

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • テレビ東京、不適切表現で謝罪 「激録・警察密着24時!!」
    2024-05-29

    「現実をみんなに伝えたい」能登高校書道部が新作の書道パフォーマンスを披露…部員それぞれが抱える大地震の被害
    2024-05-30

    被害者「問題解決には程遠い」 旧ジャニーズ被害者らが会見
    2024-05-29

    意思疎通うまくいかず信頼関係失われた
    2024-05-31

    入試問題は白黒です 「わかりやすさ」「カラフル」は逆効果、自分で図を書くべし 桜井信一の攻める中学受験
    2024-05-31

    森トラストが平安女学院から有栖川宮旧邸を取得…今度の活用は京都市とも引き続き協議
    2024-06-01

    富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
    2024-06-01

    小学館「作家の意向第一に協議」 映像化指針、ドラマ原作者死去で
    2024-06-03

    中国でドラえもん映画が興行首位 国際こどもの日に12億円
    2024-06-03

    「警察密着24時」担当者ら懲戒 テレビ東京、石川社長は3割返上
    2024-06-03

    万博無料招待、大阪の学校7割が希望 「不参加」の選択肢ない調査手法に批判も
    2024-06-03

    “20世紀音楽”の発展に貢献した指揮者、クーセヴィツキー。その偉業とは【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-03

    2025年春に「直島新美術館」が誕生。既存の活動から新しい価値創造を目指す
    2024-06-04

    「国芳の団扇絵 猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」(太田記念美術館)開幕レポート。世界初の展覧会
    2024-06-04

    石川九楊の個展「石川九楊大全」が上野の森美術館で2ヶ月連続開催へ
    2024-06-05

    PARCELで「Not Quite」開催。「~でなくもない」作家が集結
    2024-06-04

    今週末に見たい展覧会ベスト13。「令和6年 新指定国宝・重要文化財」展から国立西洋美術館の現代美術展、KYOTOGRAPHIEまで
    2024-06-04

    大学入学共通テスト、追試は本試験1週間後 コロナ禍前に戻す 月経痛の配慮明記も
    2024-06-05

    古今東西 かしゆか商店【つづら】
    2024-06-05

    子供と行きたいおすすめ美術館【東京編】。子連れ、親子でアートを楽しもう!
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛