平山郁夫の原点とは 勤労動員で見た広島の廃墟と平和への願い 2022-08-06 仏教画やシルクロードの絵で知られる日本画家、平山郁夫(1930~2009年)の特別展「平山郁夫展-その旅路を辿(たど)る-」が6日、奈良県明日香村飛鳥の県立万葉文化館で始まった。平山は広島市への原爆投下時、爆心地から約2・5キロで被爆しており、当時の様子を描いた作品も県内で初めて展示している。実弟の平山助成・平山郁夫美術館長は「兄の作品に通底するのは平和への願い。その原点に被爆体験がある」と話している。