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ブルターニュから見えてくる西洋絵画の血脈。国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ」に集結した名画を見る
2023-03-17
ブルターニュから見えてくる西洋絵画の血脈。国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ」に集結した名画を見る

 フランス北西部のブルターニュ地方。19世紀後半から20世紀にかけ、各国の画家たちが多くの作品を生み出したこの地に着目した初めての展覧会「憧憬の地
ブルターニュ ─モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」が、東京・上野の国立西洋美術館で始まった。会期は6月11日まで。担当学芸員は袴田紘代が務めた。


 フランス北西部に位置する、大西洋に突き出た半島を核としたブルターニュ地方は、かつてブルターニュ公国として独立していた地域であり、16世紀にフランスに併合されたあとも独自の文化と自然を保持してきた。19世紀、ロマン主義の隆盛とともに、数多くの画家たちが題材を求めてこの地を訪れて作品の題材とした。


 展示は国内美術館のコレクションを中心に、パリ・オルセー美術館より来日したクロード・モネ《嵐のベリール》など3点を加え、全4章で構成。展示されるのはすべてブルターニュ地方に関連する作品となっている。



 第1章「見出されたブルターニュ:異郷への旅」の前半部では、ロマン主義の時代から20世紀前半の両大戦間のあいだごろまで、ブルターニュがどのように表象されてきたのかを追う。ウィリアム・ターナーの水彩風景画のほか、ブルターニュにまつわる版画集、ガイドブック、ポスターなどを展示。エキゾチックなイメージを求めて数多くの人々が同地を訪れるようになり、ブルターニュの民族衣装を着た女性などがその典型的なイメージとして使われ、人々の憧れをかきたてたことがよくわかる。


 第1章の後半部では、印象派の作品を中心に展示。印象派の作家たちはありのままのブルターニュの自然を描くことを意識していた。ここで注目したいのは、並べて展示されたクロード・モネの《嵐のベリール》(1886)と《ポール=ドモワの洞窟》(1886)だろう。ともに、まだ連作という作家性を確立していない時代のモネが描いた海景だが、荒れた嵐の海と穏やかな海という対象的な風景に応じて、色彩やタッチを変えていることがよくわかる。


 ほかにもウジェーヌ・ブーダン、ポール・シニャックといった外光派から新印象派の系譜に連なる作家、印象派の同時代作家とは異なるアプローチを続けたオディロン・ルドンの静謐な風景画など、興味深い作品が並ぶ。

 第2章「風土にはぐくまれる感性:ゴーガン、ポン=タヴェン派と土地の精神」では、ゴーガンやポン=タヴェン派の作品を紹介する。


 1886年、パリでの生活苦からブルターニュを訪れたゴーガンは、この土地の素朴な生活や厚いキリスト教信仰などに関心を寄せ、絵画の題材としていった。会場に年代順に並べられた作品からは、ゴーガンの作風の変遷を見て取れる。


 当初、ピサロの影響を強く受けた印象派的な傾向を強く持つ絵を描いていたゴーガンは、やがてエミール・ベルナールとの交友を通じて絵に精神的なものを込めるようになる。さらに最初のタヒチ滞在を経たのちに描かれた《ブルターニュの農婦たち》(1894)では、まるでタヒチの女性たちの姿を重ねるように農婦が描かれた。「ブルターニュにおけるゴーガン」というテーマを設けることで、その作風の変遷を高い解像度で提示している。


 第3章「土地に根を下ろす:ブルターニュを見つめ続けた画家たち」では、ナビ派の起源であるモーリス・ドニをやリュシアン・シモンをはじめ、ブルターニュに別荘を構え第二の故郷とした画家たちのまなざしを追う。


 敬虔なキリスト教徒でもあったことから、ブルターニュの風土に深く共感していたというモーリス・ドニ。ドニはブルータニュの海岸を古代ギリシャの海岸に見立てるなど、この土地を神話の世界の舞台のようにとらえた。こうした古典主義への傾倒を感じさせるドニの作品群が、会場には数多く並ぶ。


 レアリスムの系譜のなかでブルターニュの風景を描写した「バンド・ノワール(黒の一団)」の画家たちも本章では扱われている。なかでもシャルル・コッテの《悲嘆、海の犠牲者》(1908-09)は、幅約3.5メートル近い本展最大の大きさを誇る作品で印象的だ。嵐で命を失ったのであろう漁師を弔う人々を描いた本作は、漁師をキリストに見立て、宗教画の手法にもとづいた構図を持っている。船のマストが十字架のメタファーになっているなど、隅々まで観察し、分析したくなる一枚だ。

 第4章「日本発、パリ経由、ブルターニュ行き:日本出身画家たちのまなざし」は、パリより足を伸ばしてブルターニュに題材を求めた日本人画家たちに焦点を当てる。


 本展の副題にもその名を連ねる黒田清輝は、ブルターニュを訪れた最初期の日本人画家だ。久米桂一郎とともにブレア島に滞在した黒田の《ブレハの少女》(1891)は、穏やかな黒田の作風とは一線を隠す荒々しいタッチで描かれており、新鮮な印象を与える。


 藤田嗣治もブルターニュを旅行した画家だ。《十字架の見える風景》(1920)は、空と海を一体で描いたような構図が印象的な作品で、この十字架はブルターニュの街なかにあるモニュメント「カルヴェール」だ。藤田にとってはこのブルターニュの滞在が、キリスト教に目を開くきっかけになったという。


 ブルターニュといういち地方に軸足を置いて作品を集めることで、19世紀から20世紀にかけての絵画の変遷がこれほどクリアに見えてくるのかと驚かされる展覧会だ。本展で展示されている巨匠の作品には、国内の公立美術館から貸し出されたものも多い。国立西洋美術館の礎となった松方コレクションのみならず、国内美術館の西洋絵画のコレクションの豊かさにあらためて光を当てる展覧会とも言えるだろう。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/3a9a283d73ebf6db894b3b19a2f42aed615f4f6a

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