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伊東深水、川瀬巴水、吉田博、樋口五葉。千葉市美術館の「新版画」コレクションが一挙に公開
2022-09-13
伊東深水、川瀬巴水、吉田博、樋口五葉。千葉市美術館の「新版画」コレクションが一挙に公開

 江戸時代の浮世絵の技術や美意識を受け継ぎ、大正初年から昭和のはじめにかけて興盛した「新版画」。その歴史を通覧する展覧会「新版画 進化系UKIYO-Eの美」が千葉市美術館で開幕した。会期は11月3日まで。


 本展は千葉市美術館の潤沢な新版画コレクションから、橋口五葉、伊東深水、川瀬巴水、吉田博、山村耕花、吉川観方、小早川清といった作家の約190点を選りすぐり、プロローグを含めた全5章で紹介するものだ。

 最初の章となる「プロローグ」では、新版画が考案され、その後の隆盛の下敷きがつくられていく時代を追う。


 江戸時代に目覚ましい進化を遂げた浮世絵版画だが、明治期になりその人気は銅版画や石版画技といった舶来の版式に人気をさわられ徐々に衰退。そうした状況においても新作の版行を行う数少ない版元が、秋山武右衛門(滑稽堂)と松木平吉(大黒屋)だった。本章ではまず、このふたりの版元が手がけた小原古邨と山本昇雲の作品を見ていく。



 小原古邨の花鳥図は、版元が秋山のものと松木のものを展示。秋山は白と黒のコントラストや大胆な構図が目を引き、いっぽうの松木は繊細な色使いが目立つなど、それぞれの摺りの方向性の違いを見比べてみるのも一興だろう。


 いっぽうの山本昇雲は、浮世絵の正統的な光景とも言うべき美人画を得意とした。とくに当世の風俗を色濃く写した女性たちを精巧に摺った松木の版行による山本昇雲『いますがた』は、昭和時代まで長く続くベストセラーになった。


 これらの作品は、肉筆画にも劣らない精巧さを持っていたが、いっぽうで版画ならではの風合いには乏しかったといえる。ここに一石を投じたのが「新版画」の始祖である版元・渡邊庄三郎だ。江戸より続く伝統的な彫りや摺りの技術を活かしつつ、同時代の画家による新たな表現を合わせようとした渡邉。その思想はとくに高橋松亭の作品によく現れているといえるだろう。後に新版画の代名詞ともなる、バレンの軌跡をあえて見せる「ざら摺」があらわれた作品もあり、新たな版画が生まれようとする当時の息吹を感じることができる。


 第1章「新版画、始まる」では、渡邉がその時代を写すような清新な表現とともに「新版画」をスタートさせ、とくに欧米圏を中心に人気を獲得していく過程を追う。


 渡邉が最初に手がけた「新版画」は、オーストリア人作家のフリッツ・カペラリだった。素朴で墨色が映える作品は、多色刷りが始まった鈴木春信をはじめとする江戸時代の初期の版画を蘇らせるような試みだ。


 カペラリで手応えをつかんだ渡邉は、橋口五葉や伊東深水といった、後の新版画を牽引する版画家による作品を版行する。長年追求してきた浴女をモチーフとした五葉の《浴場の女》(1915)と、画面外にある鏡をみつめる女性の横顔を描写した深水の《対鏡》(1916)は、いずれもふたりにとって新版画に挑戦した最初期の作品となる。かげ彫、ざら摺、あえてばれんの跡を見せるなど、版画であることを主張しているのが特徴だ。


 さらに渡邉は水彩画家として著名だったイギリス人、チャールズ・バートレットと出会い、インドと日本に題材を得た6点を制作した。バートレットの光の表現は、のちの川瀬巴水にも影響を与えたといわれている。

 第2章「渡邉版の成果」は本展のハイライトといえる章で、新版画が広く評価された時代の名作の数々が展示される。


 まず、伊東深水の「近江八景」シリーズに注目したい。伝統的な画題である「近江八景」だが、深水は現地を訪れ、自分の目で見た印象を写実的に描写。簡潔な彫りと豊かなニュアンスを湛えた摺りで表現し、新版画によって自らが志向するところを明瞭に示したといえる。


 また、深水の代表作である「新美人十二姿」は、深水にとって新版画としては初の美人画シリーズだ。女性の魅力的な仕草をとらえることに主眼を置いたもので、描かれた女性たちの目もとや手指がどのような表情をつくりだしているのかを楽しみたい。


 新版画を代表するいっても過言ではない作家、川瀬巴水。巴水は深水の「近江八景」シリーズを見て感銘を受け、新版画の道に進んだ。縦長の判型と自らの思い出の地を描いたことで知られる「塩原三部作」を完成させてからは、旅に出ては写生を重ね、生涯に600点を超える作品を出版した。


 海外では歌川広重や葛飾北斎とも並ぶ、版画の名手として知られている。会場では、4つの制作工程を展示してその摺りの過程を知ることができる《牛堀》をはじめ、巴水の代表作を存分に味わうことができる。


 スコットランド出身で、ほぼ独学で絵画の道に進んだと言われるエリザベス・キース。渡邉に声をかけられ、最終的には渡邉版で100作品以上を残したキースの作品からは、新版画が西洋の感性を積極的に取り入れて成立したジャンルであることがよくわかるはずだ。


 第3章「渡邊庄三郎以外の版元の仕事」では、1921年(大正15年)に開催された「新作板画展覧会」以後、渡邊の仕事に刺激を受けて様々な版元が新版画を手がけるようになった。本章はこれらの版元の仕事を紹介するものだ。

 ここではとくに、鳥居言人の仕事に注目したい。昭和の新版画を代表する版画家だが、その艶やかな女性像はいまも見る者を惹きつけるだろう。


 第4章は「私家版の世界」と題された。渡邉をはじめとした版元による仕事を紹介してきたが、本章では橋口五葉や吉田博のように、自らが版元になり実験を繰り返した私家版の作家たちを取り上げる。


 橋口五葉は浮世絵研究と復刻を手がけ、短い生涯ながらも浮世絵に学んだ描線に写実を融合した美人版画の傑作を残した。いっぽうの吉田博は、アメリカに渡った際に現地での浮世絵人気に触れて私家版の制作に取り組むようになり、国内外の風景を題材に250点におよぶ作品を制作。ふたりが版画という媒体における表現の可能性をいかに追求してきたのかを堪能してほしい。


 本展の最後は小早川清が飾る。モダンガールをモチーフにした作品などは、和服と日本髪のイメージが強い浮世絵とは一線を画するが、同時代の美人画を志していたという点では江戸の浮世絵を正しく継承したといえるかもしれない。


 なお、本展は日本橋髙島屋S.C.、大阪髙島屋、山口県立萩美術館・浦上記念館と巡回し、展示作品の所蔵館である千葉市美術館に戻ってきたかたちとなる。千葉市美術館のみの特集展示として開催される「ヘレン・ハイドとバーサ・ラム」は、アメリカ出身のヘレン・ハイドとバーサ・ラムが、新版画において活躍した軌跡を潤沢な作品数で紹介している。


 近年、川瀬巴水や吉田博を中心にあらためて注目が集まる新版画。その成立と隆盛の歴史を体系的に整理しながら、各作家の目指したところを知ることができる展覧会だ。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/d7b532cff01b8e513f82fbf8d91cebca7a44b959

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