• 온라인 도구
  • - 계산기
    • 문자 수
  • - 다운로드
    • TikTok 다운로드
    • DouYin 다운로드
  • - 웹 도구
    • BASE64
    • Base64→이미지
    • 이미지→Base64
    • URL 인코딩
    • JavaScript
    • 타임스탬프
    • 유니코드 변환기
    • JSON 형식
    • 확장자 수정
    • 목록 만들기
    • CSS 최적화
  • - 암호화 도구
    • MD5 암호화
    • 랜덤 생성기
  • - 이미지 도구
    • 이미지 압축
    • QR 코드 생성기
    • QR 코드 리더
    • 배경 화면 미리보기
    • 이미지 EXIF
  • - 정보 시트
    • 혈액형 유전
    • 의류 사이즈
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
『変革する文体──もう一つの明治文学史』木村洋著 評者:栗原悠【新刊この一冊】
2023-04-24
『変革する文体──もう一つの明治文学史』木村洋著 評者:栗原悠【新刊この一冊】

 現在我々が知っている星座とは、古代メソポタミアの人々がひときわ輝く星と星を結んでいきながら描いたそれが原型になっているという。星座そのものは特に天文学上の意味を持たないが、たとえばオリオン座の形をひとたび覚えてしまうと、人はなかなかその認識から離れて自由に星空を見ることができない。

 ところで試みに今から150年余前、すなわち明治が始まる前後に生まれた文学者たちを星座のごとく並べてみたとき、徳富蘇峰(そほう)という人物はどのように見えるだろうか。

 総合雑誌のさきがけ・『国民之友』や『国民新聞』を創刊するなどもっぱらジャーナリスト・評論家として知られ、自ら創作を手がけたわけではない彼は、近代文学史ではベストセラー『不如帰(ほととぎす)』や『自然と人生』の著者である徳冨蘆花(ろか)の兄として、せいぜいがその近傍にちらつく存在に過ぎなかったのではないか。仮に取り上げられるにしても、弟に比べて文学に無理解な功利主義者といった評価がほとんどだった。

 ところが北村透谷や内田魯庵(ろあん)、正宗白鳥など当の文学者たちが残したことばを注意深く拾っていくと、そこには意外なほど多く蘇峰へのシンパシーを、それも非常に熱っぽく語ったものを見出せる。そうだとすれば、その人物や思想がのちの文学に与えた影響は、従来考えられていたほど小さくはないはずだ。

 そこで本書はかように人々を強く惹きつけた彼の文業のうち、主に明治初期に書かれた政論や人物論といった一見文学からは遠い言説にまず目を凝らしてみる。

 そして、その思想的な同伴者・継承者たる二葉亭四迷や志賀重昂(しげたか)など政治と文学への関心を分かち難く同居させていた人々の仕事の先に積み上げられていった思想を辿っていく。

 著者は、そこに当時のニーチェ熱に突き動かされ、愛国心や経世家意識を舌鋒鋭く批判した高山樗牛(ちょぎゅう)や、観念小説に厭世をこめた泉鏡花、川上眉山(びざん)などを位置づけ、その後の自然主義、個人主義が育まれていく流れを描き出した。

 蘇峰を切り口とした一連の議論は、文学が現実社会を動かす政治や事業から隔絶されたところで人生観や個人の内面への思考を静かに深めていったとする史観を問い直し、さらに政治と文学とを画然と描き分け、前者に力点を置いて後者を顧みない歴史記述のありよう自体に再考を迫るものだ。それはさながら新しい星座を一から作り上げていくような、きわめてアクチュアルな試行と言えるだろう。

 そしておそらくはそうしたドラスティックな認識の変更なしには、たとえばそれぞれ反自然主義の旗手と黎明期の自然主義の代表作家と目され、あまつさえ当人同士も批判し合っていた鏡花と国木田独歩を結びつける線が浮かび上がってくることもなかったに違いない。あるいは両者は蘇峰が持ち込んだユゴーへの熱を介して自らの小説に「深い思索」を描き込もうとした点で共振していたのだ。

 本書を読み終えた時、読者はこれまでの文学史観によっては気づくことができなかったいくつもの論点が見えてくるだろう。


(『中央公論』2023年5月号より)


木村 洋/評者:栗原 悠(早稲田大学助教)
【著者】
◆木村 洋〔きむらひろし〕
神戸大学大学院人文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。著書に『文学熱の時代』(サントリー学芸賞)など。

【評者】
◆栗原 悠〔くりはらゆたか〕
1987年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は日本の近現代文学。2022年、『週刊読書人』において文芸時評を担当した。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/638d5267ff28f23ce71490d261117b9ad595b924

기타 도구
  • 문자 수 TikTok 다운로드 DouYin 다운로드 BASE64 Base64→이미지 이미지→Base64 URL 인코딩 JavaScript 타임스탬프 유니코드 변환기 JSON 형식 확장자 수정 목록 만들기 CSS 최적화 MD5 암호화 랜덤 생성기 이미지 압축 QR 코드 생성기 QR 코드 리더 배경 화면 미리보기 이미지 EXIF 혈액형 유전 의류 사이즈
  • <司書のコレ絶対読んで>「王さまと九人のきょうだい」君島久子訳、赤羽末吉絵
    2024-05-29

    社長「関係者や視聴者不安にさせた」と謝罪
    2024-05-30

    意思疎通うまくいかず信頼関係失われた
    2024-05-31

    将棋叡王戦、藤井が勝ち最終局へ
    2024-05-30

    黒柳徹子さん、北京で特別授業 「日本語勉強続けて」
    2024-05-31

    【光る君へ】平安時代、強烈なエピソードで知られた2人の受領とは
    2024-06-01

    エリザベートコンクールで吉田さん6位入賞
    2024-06-01

    大阪はアートとデザインの街となるか? Osaka Art & Design 2024の見どころをレポート
    2024-06-03

    「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。第1弾はBONDED GALLERYにて7月から
    2024-06-03

    美術評論家連盟が「ガザ戦争に対する意⾒表明」を公開
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    太宰府天満宮で「Fukuoka Art Book Fair」が開催へ
    2024-06-04

    田名網敬一「TANAAMI!! AKATSUKA!! / 45 rpm」展、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催
    2024-06-04

    「安全だと誰も言わない万博」爆発事故で教職員組合 大阪府に子供無料招待中止申し入れ
    2024-06-04

    古今東西 かしゆか商店【つづら】
    2024-06-05

    京都・祇園祭の「長刀鉾」稚児決まる 記者会見で「頑張ります」
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    なぜ、いま「先住民の現代アート」なのか? 『美術手帖』2024年7月号は、「先住民の現代アート」特集
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛