群馬県、旅行割引支援策「愛郷ぐんま」を7月14日まで延長

愛郷ぐんまのもともとの実施期間は5月9日~今月30日で、今回の延長幅は2週間。ただ、全国拡大の実施時期が未定のため、延長幅はさらに延びる可能性がある。
対象エリアや割引額などの制度変更はないという。
山本一太知事は23日の定例会見で、今後県民割の全国拡大が実施されれば「全国からの観光客をうまく取り込むチャンスだ」と期待感を示した。
県は愛郷ぐんまの経済波及効果について、第1弾~第4弾までで計約322億円4千万円に上ると試算している。主に宿泊施設や土産物店などへの効果が大きいといい、地域経済を回復軌道に乗せるうえで重要な役割を果たしている。
足元の感染状況について知事は「急拡大の兆候はない」と説明した。22日時点の病床使用率も15日から3ポイント減の8・7%に低下したという。ただ、再拡大の恐れがあるため、改めてマスク着用などの対策を継続するよう求めた。