• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
武田一義(『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』)×中路啓太(『南洋のエレアル』)対談 「戦争という『ストーリー』の彼方を描く」
2022-12-18
武田一義(『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』)×中路啓太(『南洋のエレアル』)対談 「戦争という『ストーリー』の彼方を描く」

 太平洋戦争末期のペリリュー島の戦いを描いた漫画『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』(全11巻)と同戦争中のパラオ・コロール島で出会ったパラオ人少年と日本人少年の交流を描いた小説『南洋のエレアル』。両作品の作者・武田一義さんと中路啓太さんが、お互いの作品について、そして戦争を描くことについて語り合った。
(『中央公論』2023年1月号より)
武田》『南洋のエレアル』の冒頭は、パラオ人のシゲルが昭和の終わりになって生まれて初めて日本へやってくるところから始まりますね。実は、僕はそこを読んで、2018年にペリリュー島へ取材に行ったときに話を聞いたパラオ人のおばあさんのことを思い出し、泣いてしまいました。

「戦争で一番つらかったことはなんですか?」という僕の問いに、戦争中は20歳前後だったと思われるそのおばあさんは、「友達のタカハシさんが、戦争が終わったら日本に帰ってしまったことだ」と答えたのです。

 てっきり「食べ物がなくてつらかった」とか「空襲が怖かった」と答えるのかと思っていたら違いました。戦争が終わったらペリリュー島を一緒に復興していくつもりだった日本人の親友が日本に帰ってしまったことが一番つらかったと言うのです。

 考えもしなかった答えに僕は目が開かれる思いがしました。──いや、むしろ、自分の無知に頭をぶん殴られたような情けない気持ちと言ったほうがいいかもしれません。

『南洋のエレアル』のシゲルは、日本の統治下で少年時代を過ごし、宮口智也という日本人と親友になったのに、終戦で日本人はみな去ってしまい40年以上がたった。そのシゲルが智也を捜しに昭和63(1988)年の日本にやってきて、「ここには〝日本人〟がいない」という孤独感を感じるのは、それが彼にとってのアイデンティティの喪失だったからだと思います。そのシゲルの姿が、ペリリュー島で会ったおばあさんと重なって、ものすごく胸に迫ってきました。

 戦時下のパラオでのシゲルと智也の友情は、読んでいてとても眩しかったです。当時のパラオの情景描写も自然に体に入ってきました。僕はシゲルが大好きになって、シゲルが出てくるたびに「シゲルー!」って思いながら読みました。


中路》ありがとうございます。

 パラオには日本人が大好きな人がとても多く、高齢者はきれいな日本語をしゃべるし、電信柱を「デンキバシラ」、ブラジャーを「チチ(乳)バンド」と言うなど、若い人が使う言葉にも日本語がたくさん入っています。こういうことは、ともすると、日本が悪いことをした痕跡とされてしまいがちですが、多くの人が親日的だというのは、立派な日本人がいたという証左でもあると思います。

 僕は、あらゆる言説は「ストーリー」だと思っています。戦争はその最たるもので、ストーリーとストーリーの戦い、つまり嘘と嘘との戦いだと思います。例えば、今の日本では「大東亜戦争」という言葉を使ってはいけないことになっていて、だいたい「太平洋戦争」に置き換えられています。それはGHQに代表される勝者の側のストーリーを押しつけられたからとも言えるのではないでしょうか。つまり、〝太平洋戦争史観〟でしかあの戦争を捉えられないようになっている。

 もちろん、僕は、太平洋戦争史観ではなく大東亜戦争史観に立つべきだと思っているわけではありません。AとBのストーリーがあったときに、どちらのストーリーを取るかという問い自体がすでに「罠」に嵌まっている、真相があるとすれば、そうではなくて、むしろストーリーの彼方にあるのではないかと考えています。


武田》よくわかります。


中路》パラオの人たちは日本が大好きなのに、多くの日本人はパラオがどこにあるかも、かつて日本が統治していたことも、そこで戦争があったことも知りません。

 パラオを始めとする南洋に立派な日本人がいたことについて、みなさんに関心をもってもらいたいし、そこに今でも日本のことを思っている人たちがいることも知ってほしいという気持ちがあってこの小説を書きました。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f1854e6bcbde6e65c913f72828c799c761f8e0

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • <司書のコレ絶対読んで>「王さまと九人のきょうだい」君島久子訳、赤羽末吉絵
    2024-05-29

    テレビ東京、不適切表現で謝罪 「激録・警察密着24時!!」
    2024-05-29

    白と黒で奏でるインスタレーション 渡辺信子が京都で「White and Black」
    2024-05-31

    作曲家ビゼーの窮地を救った傑作オペラ『真珠採り』の聴きどころは?【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-31

    鎌倉幕府の地頭から海の武士団・松浦党に…古文書群「青方文書」からみる中世の漁業や製塩事情
    2024-06-01

    デザインジャーナリストによる新しいデザイン誌の登場です!
    2024-06-01

    芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
    2024-06-01

    富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
    2024-06-01

    声優の増山江威子さん死去
    2024-06-03

    小学館「作家の意向第一に協議」 映像化指針、ドラマ原作者死去で
    2024-06-03

    ニコライ・バーグマンが手がける北欧のジュエリーブランド〈フローラダニカ〉旗艦店が南青山にオープン。
    2024-06-03

    知ってる? 「登録博物館等マーク」
    2024-06-05

    社会的関与の芸術。清水穣評 城戸保「駐車空間、文字景、光画」展/野村浩「Painter」展
    2024-06-04

    「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」開催決定
    2024-06-04

    古今東西 かしゆか商店【つづら】
    2024-06-05

    ご当地体操「いちょう体操」に小学生の指導委員が誕生 「体がのびやかに動く」
    2024-06-06

    子供と行きたいおすすめ美術館【東京編】。子連れ、親子でアートを楽しもう!
    2024-06-06

    佐渡金山「情報照会」と勧告 世界遺産登録に可能性残す
    2024-06-06

    「江戸期より後の遺構」 世界遺産目指す佐渡の金山、一部除外勧告
    2024-06-06

    今週末に見たい展覧会ベスト8。閉幕の横浜トリエンナーレから、「梅津庸一 クリスタルパレス」、石川九楊の2ヶ月連続個展まで
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛